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マランツ、プリメインアンプのフラッグシップモデル「PM-11S1」

» 2004年06月25日 17時56分 公開
[ITmedia]

 日本マランツは、プリメインアンプのフラッグシップモデル「PM-11S1」を7月に発売する。同社セパレートアンプ「SC-7S1/MA-9S1」の性能を受け継いだ。価格は36万7500円(税込み)。

 定格出力は100ワット×2(8オーム負荷)/200ワット×2(4オーム負荷)。アンプ部には、フォノアンプやバランスバッファ、Rainバッファ、プリ・パワーアンプなど、各電流帰還回路を構成する「HDAM SA2」モジュールを搭載した。セパレートに搭載したHDAM SAを進化させた。

 プリアンプ部には、バランスバッファアンプで高品位なバランス入力に対応するほか、全ライン入力端子にラインバッファを搭載。リニアコントロールボリュームは、英WolfsenのWM8816を並列接続することでS/N比を向上。電源回路にはチョークインプット方式を採用し、高調波を除去した。

 ラインバッファとリニアコントロールボリュームにより信号ラインを低インピーダンス化し、高域でのチャンネルセパレーションを同社比10デシベル以上改善した。フォノアンプは同社としては初の電流帰還型となっている。

 パワーアンプ部はボルテージアンプとパワーバッファアンプの2アンプ構成。スピーカーからの逆起電力による悪影響を低減する。電源はスーパーリング大型トロイダルトランスと、1万8000μFの大容量ケミカルコンデンサー、ショットキーバリアダイオード(200ボルト 30アンペア)を採用した。電源部の低インピーダンス化やOFC極太配線の使用などで、瞬時電流供給能力を同社比2倍に向上。

 双方向通信システム「フローティング・コントロール・バス・システム」(F.C.B.S.)を搭載し、最大4台(8チャンネル)の同製品を同期制御でき、バイアンプやマルチチャンネルの使用も可能だ。

 カラーはゴールド。フロントパネルはアルミ3ピース構造で、一部がブルーに光る。サイズは440(幅)×162(高さ)×444(奥行き)ミリ、重さ26キロ。

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