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搭載ストレージ容量と駆動時間のバランスシリコンオーディオ販売ランキング(2004年6月14日〜20日)

» 2004年07月05日 13時04分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 シリコン(HDD)オーディオのファンにとって、なんといっても気になるのが、先週発表となったソニーのHDD搭載ウォークマン「NW-HD1」。「1.8インチHDD搭載機で世界最小/最軽量」(同社)という小型軽量もさることながら、約30時間の連続再生を可能にした点も注目だ。GfK Japanの売れ筋ランキングから、駆動時間と人気の関係を考察してみたい。

順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  1 APPLE M9244J/A 2003/9/13 オープン
2  2 APPLE M9460J/A 2004/1/7 オープン
3  3 ソニー VGF-AP1 2004/6/5 オープン
4  4 APPLE M9245J/A 2003/9/13 オープン
5  5 IRIVER IFP-890 2004/5/1 オープン
6  6 シーグランド XB400-256MB 2004/1/31 オープン
7  7 RIO JAPAN RIO SU30 256 2003/5/1 オープン
8  8 シーグランド XB400-128MB 2004/1/31 オープン
9  15 クリエイティブメディア CNMVS4G-R 2004/4/1 オープン
10  11 RIO JAPAN RIO SU40 256 2004/4/1 オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 ポータブルオーディオにとって、ある意味生命線なのがバッテリーの駆動時間。収録できる曲数が増えても、バッテリーが切れれば、ポータブルオーディオはただの荷物になってしまうからだ。

 ランキングの上位に位置するiPod勢(「M9244J/A」「M9460J/A」「M9245J/A」)の連続駆動時間は約8時間。そのほかのHDD搭載機としては、VAIO Pocket(VGF-AP1)は約20時間、クリエイティブメディアのNOMAD MuVo(CNMVS4G-R)は約14時間となっている。

 シリコンストレージタイプとしては、IRIVER IFP-890の連続駆動時間は約40時間。シーグランド XB400-256MB/128MBは約10時間、RIO JAPANのRIO SU30/40は約14時間となっている。

ランキング登場機種のストレージ容量と連続駆動時間

ランキング順位 メーカー・機種名 ストレージ容量 連続駆動時間
1 APPLE・M9244J/A 20Gバイト 約8時間
2 APPLE・M9460J/A 15Gバイト 約8時間
3 ソニー・VGF-AP1 20Gバイト 約20時間
4 APPLE・M9245J/A 40Gバイト 約8時間
5 IRIVER・IFP-890 256Mバイト 約40時間
6 シーグランド・XB400-256MB 256Mバイト 約10時間
7 RIO JAPAN・RIO SU30 256 256Mバイト 約14時間
8 シーグランド・XB400-128MB 128Mバイト 約10時間
9 クリエイティブメディア・CNMVS4G-R 4Gバイト 約14時間
10 RIO JAPAN・RIO SU40 256 256Mバイト 約14時間

 こうしてみてみると、一番人気のiPod勢が、実は一番駆動時間が短いということが分かる。8時間という連続駆動時間は毎日の通勤・通学においては問題ないものの、長時間の外出にはやや心許ない感がある。筆者も、出張や旅行にiPodを持ち出すときには、充電用のACアダプタを携帯している。

 ランキングを見ると、必ずしもバッテリー駆動時間と人気はイコールになっているのではなく、大容量のストレージを備えたものが人気。しかし、収録可能な曲数が増加すれば、その曲数を楽しむために長時間のバッテリー駆動時間が求められる。VAIO Pocket(VGF-AP1)の人気は、HDDを搭載しながらも20時間の連続駆動が可能な点にあるのではないだろうか。

 「大容量、小型軽量、長時間駆動」はポータブルオーディオの理想像だが、間もなく、ソニーのHDD搭載ウォークマン「NW-HD1」が発売される。

 このNW-HD1は、20GバイトのHDDを搭載。89(幅)×62.1(高さ)×13.8(奥行き)ミリ・110グラムと「1.8インチHDD搭載モデルで世界最小/最軽量」(同社)を実現している。バッテリー駆動時間も約30時間とすべてのランキング登場機種を上回る。

 価格も5万円前後(市場想定価格)とすべてのランキング登場機種を上回るが、同社の安藤社長もiPodキラーとしての自信を示している。「大容量、小型軽量、長時間駆動」を満たす機種としてポータブルオーディオ市場の台風の目になるか、注目したい。

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