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固定版WiMAX、本格導入は2006年以降に

» 2004年07月10日 09時14分 公開
[ITmedia]

 固定版のWiMAX規格「802.16REVd」(802.16-2004)を使ったブロードバンドワイヤレスサービスの加入者は2009年末までに、世界で700万人に達するとの見通しを、市場調査会社Parks Associatesが7月8日発表した。

 802.16REVd規格は6月24日に標準化団体のIEEEが承認、7月下旬に最終版の標準規格が公表される見通し。この規格によって、固定ブロードバンドワイヤレスサービスの発展と革新に一層弾みが付くとParks Associatesは指摘する。

 ただ、「互換性テストと認定プロセスはいずれも時間がかかり、キャリアは新しい設備のテストに平均で半年を費やすことから、本格的に商用導入されるのは2006年以降になりそうだ」と同社アナリストは予想する。

 家庭向けの802.16 REVd導入はまず欧州とアジアが先行、その後北米と南米が続く見通し。

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