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Xboxに特許侵害の疑い、MSとPhilipsが提訴される

» 2004年07月16日 17時46分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Magnequench Internationalは7月15日、XboxのDVDドライブで使われている磁性体が同社の特許を侵害しているとして、MicrosoftとKoninklijke Philips Electronicsを提訴した。

 同社は、Neodymium-Iron-Boron(ネオジウム・鉄・ボロン:Nd-Fe-B)磁石の特許を有していると主張している。同社の主張によると、PhilipsがXbox向けに製造しているDVD-ROMドライブにこの磁石が使われているという。

 「当社は(この特許に関する)最初の訴訟を起こして以来、製造業者や小売業者と前向きな話し合いを多く交わしてきた。これら業者は、自社のサプライチェーンをより適切に管理するための措置を取っていると示唆している」とMagnequenchの社長兼CEO(最高経営責任者)アーチボルド・コックスJr.氏は語る。

 「これら被告は当社に対し、当社の特許を侵害することには反対しており、喜んで当社と協力すると話していた。実際、既に当社顧客の多くは、主に一部被告からの圧力によって、かつて当該特許を侵害する素材に負けたが、今はビジネスが回復しつつあると話している。残念なことに、そうした違法な磁石や磁性粉は、依然として米国の人気エレクトロニクス製品に採用されている」(同氏)

 Nd-Fe-B磁石の市場規模は約20億ドル。Magnequenchは、1年間に生産されるこの磁石のうち、最大20%が同社の特許を侵害しているのではないかと考えている。

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