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Webも「韓流」──“ヨン様”公式サイトに1カ月で約30万人が訪問

» 2004年07月26日 18時45分 公開
[ITmedia]

 ネットレイティングスは、6月度のインターネット利用調査結果をまとめた。これによると、韓国系企業によるサービスや韓国関連情報サイトの利用者がこの1年で大幅に増加しており、映画、ドラマ、音楽と続く「韓流」の大きな流れはWebでも止まらないようだ。

グラフ おもな「韓国系」サイトの訪問者数の推移(家庭からのPCによるアクセス)

 韓国の検索ポータルサイト「NAVER(ネイバー)の日本語サイトへの訪問は188万人で、昨年同時期の118万人から約60%増加。オンラインゲーム「ハンゲーム」、韓国の有力紙「朝鮮日報」も前年同月比でそれぞれ3倍前後の人数を集めている。「朝鮮日報」サイトは日本語訳の記事も多く、Yahoo! JAPANへ記事を提供していることなどからアクセスが伸びたようだ。

 映画やドラマなどのエンタメ系コンテンツ、旅行情報を提供しているポータルサイト「K-PLAZA.com」も、この1年で大きくアクセスを伸ばした。

 人気ドラマ「冬のソナタ」でおなじみ“ヨン様”ことペ・ヨンジュン氏の日本公式サイトにも6月1日〜30日の1カ月間で29.5万人が訪問。訪れたユーザーの8割が女性で、年齢別にみると30代が35%、40代が31%、50代以上が21%と、30代以上で8割を占めている。

 また、訪問者1人当たりの利用ページビュー(PV)数が216PV、利用時間が1時間49分と極めて高い数字なのが大きな特徴だ。やはり人気のある中田英寿選手のサイトの1人あたりのPVが16pv、利用時間が10分であることからも“ヨン様”サイトユーザーの熱心な利用度は際だっている。

 同社では、韓国情報サイトへのアクセス増はキーワード検索によるものが大きいとみており、「ペ・ヨンジュン」と検索すると、公式サイトはもちろん、K-PLAZA.comなどが上位に並ぶことから検索件数の増加と共に訪問者が増えたと分析している。

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