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「ケータイDVD」、システムの浸透が普及の鍵に──C-NEWS調査

» 2004年08月06日 21時58分 公開
[ITmedia]

 C-NEWSは、イービストレードの新サービス「ケータイDVD」(関連記事参照)への質問を含む「DVDに関するアンケート調査」を実施した。調査実施日は2004/7/31と8/1日、インターネット対応の携帯電話を所有し、自宅でDVDを鑑賞できる18歳以上のインターネットユーザーを対象に行った。集計回答数は、300。

 「所有するDVDプレーヤーの種類」(複数回答)は、「ゲーム機」が7割半ば、「DVD-ROM対応パソコン」が6割半ば、「DVD専用プレーヤー」が3割半ば。「もっとも利用頻度が高いDVDプレーヤー」は、「ゲーム機」が3割弱、「DVD-ROM対応パソコン」が2割強、「HDD/DVD複合機」「DVD専用プレーヤー」が各2割という結果だった。

 DVDを見る頻度は「週1、2日」が3割半ば、「月2、3日」が3割強、「月1日以下」がほぼ2割。年代でみると「週1、2日」あるいは「週3日以上」と回答した「週1回はDVDを見る」人が50%を超えたのは30代のみ。「見ることの多いジャンル」(複数回答)は、年代を問わず「洋画」で7割〜8割が回答に挙げた。

 また、DVDソフトは、レンタルとセル(販売)では、どちらが多いかという問いには、「レンタル」「どちらかといえばレンタル」が6割近くで、「セル」は3割半ば。「レンタル」と答えた回答者のレンタルの頻度は月2、3本程度が4割で最も多い。「レンタルする理由」は「買うより安い」「何度も見るわけではない」が多数を占めた。

「セル」と回答した人のDVDを購入する頻度は、月1本以上がほぼ4割という結果に。「購入する理由」としては、「レンタルは面倒」が多く、「保存版として置いておきたい」という意見も見られた。

 また、携帯電話で取得したパスワードを入力すると1週間視聴できる「ケータイDVD」(1タイトル525円)について調査を実施。このサービスに「魅力を感じるか?」との質問には、5割以上が「魅力を感じない」と回答。「どちらかといえば」をあわせ「魅力を感じる」と回答した人が29歳以下2割半ば、30代、40歳以上は各1割半ば。「魅力を感じない」は、29歳以下4割強、30代6割弱、40歳以上7割弱と、年齢が上がるほど魅力薄のようだ。

 魅力を感じない理由として、「ややこしいので、レンタルしたほうがいい」「サービス内容がいまいちよく分からない」など、商品サービスのシステムについて理解できない回答者が多かった。「見たいタイトルがあったとしたら、“ケータイDVD”を購入したいか?」という設問にも、購入に前向きだったのは1割程度だった。「ケータイDVD」の普及には、利用方法をよりわかりやく紹介していく必要がありそうだ。

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