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iPod mini信者は“キラー”を一蹴するWeekly Access Top10(2004年8月6日−2004年8月12日)

» 2004年08月13日 12時15分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 今週は、話題のiPod miniに真っ向勝負を挑む注目の携帯HDDプレーヤー「VHD-1500」のレビュー記事がトップに輝いた。

 多くのアクセスを集めた今回の“iPod miniキラー”を、ユーザーはどう受け止めているのだろうか。

 最近はblogという便利なモノののおかげで、記事に対する一般ユーザーの意見(の一端)がほぼリアルタイムで知ることができる。今回の記事に対するblogを巡回してみると、レビューを見て欲しくなったという意見のほかに、

「iPod miniのカリスマ性はデザイン。勝負にならない」

「連続再生18時間には惹かれるけど、変なフォントは耐えられない」

「録音やFMなんていらない。デザイン、ダサすぎ」

という発言も目立った。特にiPod miniユーザー(もしくは信望者)の意見は総じて「オシャレじゃないじゃん。欲しくならない」だ。

 確かに、iPod miniは“モノ”(工業製品)としての魅力に溢れている。だがその魅力は“どの機能”“どのデザイン”などと筆舌に尽くせぬ「感覚的」なものなのだ。

 例えばレビューでも述べたが、携帯機器にはマイナス材料となる“重さ”も、iPod miniでは魅力の1つになっている。手に持ってすぐに分かる肉厚なアルミボディの重さは、逆に所有欲をかきたてる要素となっているのだ。

 そんな魅力に溢れたiPod miniを入手できなくて、寂しいお盆休みを過ごしているという読者も多いことだろう。ちなみに、VHD-1500はジャスコなど全国200店舗以上あるイオングループ店舗で購入できる。品切れが続出しているiPod miniよりも、はるかに入手しやすそうだ。


 今回のレビューにあたって、LifeStyle編集部期待の“若手”(*1) W記者がタナボタゲットした例のiPod miniを、本人が「ぜひ!レビューに (*2)」と提供してくれたので比較に使った。多謝!


*1 編集部内で一番年齢が低い者への形容詞でしばしば使われる。実年齢とは必ずしも一致しない。ちなみに「永遠の若手」はオトナ語的にはネガティブなケースが多い。

*2 「“ぜひ!”なんてとんでもないっすよ。転職間もない私に“レビュー比較に使うから今日一日だけ貸して”と先輩風ふかせて有無を言わさずなんですから。結局、返してくれたのは1週間後でしたし」(W記者談)

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