ITmedia NEWS >

ホーネットにまつわる思い出話LifeStyle Weekly Access Top10(2004年8月20日〜26日)

» 2004年08月30日 22時51分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 先週の1位は、BeOSを搭載したローランドのビデオ編集専用機をテーマにした小寺氏のコラム。

 近年、映像の編集はより身近なものになったが、それは「あれもできる」「これもできる」というPCの汎用性の高さにマシンのハイパワー化という要素が加わり、PCにおける映像編集が実用的となったに過ぎない。

 PCの持つ「汎用性の高さ」によって、映像編集やCD・DVDの作成は容易になったが、それに伴って、これまで想像もされていなかった事が起こったりもする。4位にランキングされている私的複製の問題もそうした事件の一つ。

 「技術の進歩によって、権利者と消費者の距離が接近している」とは文化審議会著作権分科会 法制問題小委員会の席上で浜野保樹氏(東京大学教授)が述べたコメントだが、PCの進歩を始めとする技術の進歩は、権利者(製造者)と消費者の境目を再考させるきっかけになるものだ。

 この私的複製についての問題は、もうしばらく掲載を続けていく予定なので、よろしければお付き合い頂きたい。

 と、まじめ(?)な話はおいておいて、ランキング中でも異彩を放つのが焼酎飲んでタミヤRC「ホーネット」をゲットだ。

 タミヤRC(Radio Control、要するにラジコン)「ホーネット」はちょうど今から20年前の1984年に発売されたラジコンカー。当時、ラジコンカーはブームの真っ最中で、「タミヤRCカーグランプリ」というラジコンレースの番組がTV放送されていたり、少年誌にもラジコンを題材にしたマンガが掲載されていたりした。小学生だった筆者も夢中になっていたクチだ。

 当時、ラジコンカーといえば田宮模型と京商が二大巨頭。少年たちは何とかして入手したラジコンカーの改造に明け暮れながら空き地でラジコンカーを走らせていたもの。筆者は一番最初に購入したラジコンカーが田宮模型のグラスホッパーだったこともあり田宮派だったが、バギーカーについて言えば、プラスチックを多用した田宮のラジコンに比べ、京商は金属製部品を多用しており、男っぽさを前面に出していたような記憶がある。

 筆者のファーストラジコンカー「グラスホッパー」は、必要最小限度のパーツで低価格を実現した入門機。そのためモーターも低出力タイプで、ボディもプラスチック製、ダンパーも単純な“バネ”だった。

 しかし、モーターを高出力タイプに、ダンパーをオイルダンパーに交換し、タイヤやボディも交換すればグラスホッパーは兄弟車種のホーネットに変身したのだ。筆者もご多分に漏れず、お小遣いを貯めてはモーターを買い、ダンパーを買い、やっとの思いでグラスホッパーをホーネットにアップグレード。

 その後にも、軸受けをボールベアリングにしたり、スピコン(スピードコントローラ)をアンプに交換したりと、ラジコンライフを堪能したものだ(「RC Magazine(ラジコンマガジン)」の読者コーナーに投稿をしてみたりもした)。

 そのホーネットがキッコーマン焼酎「トライアングル」のプレゼントとして限定復刻される! 懐かしさもあってすぐさま応募したい気分になったが、一つ大きな問題が。実は、酒苦手なんですよ……

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.