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Yahoo!以外のポータルは、独自性を生かした棲み分けが進む──ネットレイティングス

» 2004年09月08日 20時01分 公開
[ITmedia]

 ネットレイティングスは9月8日、国内主要ポータルサイトにおけるコンテンツ利用状況を「チャネル分析レポート」として提供開始し、併せて7月度のデータを発表した。

 これによると、Yahoo! Japanが多くのコンテンツ分野で圧倒的な利用者を集める一方、それ以外のポータルサイトは独自の人気コンテンツを持っていることが明らかになったという。

 たとえば、「検索」サービスにおいては、Yahoo! Japanが他サイトの利用者を大きく上回っているが、「翻訳・辞書」サービスではexciteが首位となり、gooも2位のYahoo! Japanに迫る利用者を集めている。また、女性を対象としたコンテンツの「恋愛・結婚」において、MSNがYahoo! Japanを上回り1位となった。

 Yahoo! Japan以外のポータルサイトでは、多くの利用者を集める人気コンテンツが分散しているため、単なるアクセス数による競争だけではなく、それぞれの独自性と強みを生かした棲み分けやブランディングが進みそうだと、同社は分析している。

 同社では当面、「Yahoo! Japan」「MSN」「infoseek」「楽天」「goo」「@nifty」「Biglobe」「excite」の8ポータルサイトを対象に、月単位で集計を行い、パッケージレポートとして販売していく。

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