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富士写、光DVI伝送システムを本格展開

» 2004年09月08日 20時58分 公開
[ITmedia]

 富士写真フイルムは、プラスチック光ファイバー(POF)を使ったDVI信号伝送システムを12月から販売する。30メートル程度の長距離でも映像を劣化を抑えて伝送できるのが特徴で、ホームシアターや公共ディスプレイ向けに家電メーカーやケーブルメーカーに売り込む。

 ファイバー内部の屈折率が曲線的に変化する「GI」(Graded Index)型プラスチック光ファイバー「LUMISTAR」を使用し、プラズマ/液晶TVやプロジェクターとチューナー、DVDレコーダーなどをリンクするシステム。伝送速度は3Gbpsの高速で、DVI映像信号に加え、アナログ音声と制御信号の伝送も可能だ。

 従来の電気DVIケーブルでは10メートル以上の伝送が難しかったが、劣化が少ない光ファイバーを使うことで長距離リンクが可能になった。またファイバーがプラスチック製のため、配線時の取り扱いが容易になっている。

 まずパイオニアに、プラズマTV向け映像伝送システムとして販売。今後はHDMIへの対応も進める。

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