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コンテンツ保護技術「SVP」の普及促進団体が発足

» 2004年09月11日 08時47分 公開
[ITmedia]

 デジタルメディアコンテンツ保護技術「SVP」(Secure Video Processor)の普及を目指す業界団体SVP Allianceが9月9日発足した。

 SVPは、既存のコンテンツ保護技術CA(conditional access)やDRM(デジタル権利管理)と組み合わせ、コンテンツを提供する側が配信をコントロールできるようにするための規格。SVP AllianceではデジタルホームネットワークおよびデジタルTV、セットトップボックス、携帯機器などの家電向けにSVPの普及を促す。また、既存のコンテンツ保護技術との互換性推進に当たる方針。

 SVP AllianceにはNDS、STMicroelectronics、Thomsonが参加。NDSはSVPの採用によって、ホームネットワークと携帯デバイスに受信制限をかける自社製品「VideoGuard」の販促を目指す。

 STMicroelectronicsはSVP技術に対応した初のビデオプロセッシングICを開発。Thomsonでは来年、SVP対応チップを組み込んだ家電を投入する計画。

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