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「スゴ録」新モデル、ムーブに対応

» 2004年09月15日 19時18分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月15日、「スゴ録」シリーズ新製品として、HDD&DVDレコーダー4機種と、VHS一体型HDD&DVDレコーダー1機種の計5機種を発表した。

 それぞれオープン価格で、ラインアップと発売日、実売予想価格は以下の通り。

製品名 HDD容量 実売予想価格 発売日
RDR-HX50 160Gバイト 8万5000円前後 11月1日
RDR-HX70 250Gバイト 10万円前後 11月1日
RDR-HX90 250Gバイト 12万円前後 11月1日
RDR-HX100 400Gバイト 14万5000円前後 12月1日
RDR-VH80(VHS一体型) 120Gバイト 9万5000円前後 11月1日
RDR-HX50(左上)RDR-HX70(右上)RDR-HX90(左下)RDR-HX100

 HDD&DVDレコーダー4機種は、コピーワンス信号が入った番組を、HDDからDVD-RWへ移動(ムーブ)できるようになったほか、DVD+Rへの録画が可能になり、対応メディアはDVD±R/RWの4種類になった。

 4機種のうち、「100」「90」はHDMI端子とIEEE 1394端子、12ビット/216MHzの映像DAC、1125i/750pアップスケーリング機能を搭載した。「100」「90」「70」はアナログBSチューナーとゴーストリダクション回路を装備する。これ以外の仕様は4機種ともほぼ同じ。

 お気に入りのキーワードやジャンルを指定すると、地上波EPG「G-GUIDE」から検索した番組を自動録画する「おまかせ・まる録」機能を強化。新たに、設定した全予約候補を一覧表示できるようになったほか、同じ時間帯に候補が重なった場合、録画の優先順位を変えられる機能を搭載した。リモコンにも「おまかせ・まる録」ダイレクトボタンを新搭載した。

 独自の「番組追跡アルゴリズム」を装備した。連続ドラマ最終回の延長に対応するほか、予約した番組の放送時間が特別番組などで変更になった場合、自動でEPGを検索して予約を修正する。番組名が変更された場合も自動判別して録画する。気に入った番組の次回放送分を簡単に予約録画できる「次回予約機能」も搭載した。

 録画予約した番組の前にスポーツ中継がある場合、延長時間を考慮してスポーツ中継やそれ以降の番組の録画時間を自動延長する機能を装備している。

 高画質回路「スゴロジック」を搭載した。録画・再生時、ノイズの量や動き、映像の転送レートに応じてノイズリダクションの効き目を自動調整する「DマトリックスNR」を採用している。

 独自の「シーン検出アルゴリズム」を搭載した。音楽と会話の境目などといった音の切り替わりや、場面が大きく切り替わる際の映像の切れ目など特徴的なシーンを検出。自動でチャプターを打つ。同機能を利用してCMカットも可能だ。

 HDDの音声付き1.5倍速早見機能や、HDDプレイリスト作成機も搭載している。

 全機種ともS映像、コンポジット、アナログ音声入出力端子と、D2、光デジタル音声出力端子を搭載する。「100」「90」「70」はコンポーネント出力端子と同軸デジタル音声出力端子も装備した。

 サイズは「100」「90」「70」が430(幅)×75(高さ)×328(奥行き)ミリで、重さは「100」が約5.2キロ、「90」が約5.1キロ、「70」が約5キロ。「50」のサイズは430(幅)×65(高さ)×328(奥行き)ミリで、重さは約4.7キロ。

RDR-VH80

 VHS一体型HDD&DVDレコーダー「RDR-VH80」は、DVD-R/RW、120GバイトHDD、VHSへの録画が可能。VHS/HDD/DVDの双方向ダビングにも対応した。コピーワンス放送のHDDからDVD-RWへのムーブも可能だ。

 地上アナログチューナー×1とBSアナログチューナー×1を搭載し、2番組同時録画に対応した。

 HDD/DVDへの録画時は、32段階の録画モードを選択可能。DVD-RWファイナライズ解除機能を搭載し、録画済みの映像を消さずに追記録画できる。

 VHSからHDD/DVDダビング時は、ノイズや画質劣化を抑える「ダビングNR」「ダビングTBC」が働く。

 入力端子はS映像、コンポジット、ステレオ音声を、出力端子はD2、S映像、コンポジット、光デジタル音声、ステレオ音声を搭載した。

 サイズは430(幅)×100(高さ)×374.5(奥行き)ミリで、重さは約7.4キロ。

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