ソニーは9月16日、同社特約店など販売店を対象とした新商品展示会「Sony Dealer Convention 2004」を開催。秋冬商戦の新製品群や未発表の次期モデル、コンセプトモデルなどが紹介された。
恒例のSony Dealer Conventionでは毎年、年末商戦の新商品群が展示のメインとなるが、今年は「Byyond Your Experience 〜これからの新基準、ソニーから〜」をテーマに、従来にない“新しい感動”を生む商品群の提案に力を入れているのが特徴。
新基準の提案として、大きくアピールしているのが「Sony Hi-Vision Quality」だ。
これからのAVの新基準を“ハイビジョン”と定義し、放送現場で活躍するHDCAMなどプロ向けハイビジョン放送機器から、WEGA/ブルーレイレコーダ/ハンディカム/サイバーショット/バイオなどコンシューマ向けAV製品まで、同社がさまざまなカテゴリーで取り組むデジタルハイビジョンへの取り組みを最新モデルの展示を通じて分かりやすく紹介している。
Sony Hi-Vision Qualityコーナーで注目を集めていたのが、先日Sony Electronicsが発表したフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)表示対応の70型リアプロTV「グランドベガ KDS70XBR100」だ。
同社のプロジェクター「QUALIA 004」にも搭載した独自のフルHDTV対応液晶デバイス「SXRD 2K」を、リアプロTVに初めて搭載したモデル。1920×1081ピクセルの高解像度に加えて、SXRDならではの高コントラスト比(3000:1)と高速応答性(応答速度5ミリ秒以下)を実現している。フルHD&70インチのSXRD搭載機で、実売1万ドル前後という価格も魅力だ。
「メッシュ感がほとんどなく、質感の高い映像が特徴。200ワットのランプを採用し、リアプロTVの弱点である視野角も非常に改善されている。国内での販売は未定なのだが、販売店のみなさんからの反響も高く、『非常にキレイ。ぜひ、国内でも売って欲しい』という声を数多くもらった。」(同社)
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