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メディアとしてのインターネット、テレビ越す人気

» 2004年09月25日 07時25分 公開
[ITmedia]

 インターネットはメディアの中で最も人気が高く、18〜24歳の層では半数以上が筆頭に挙げている――。Online Publishers Association (OPA)がこのほどまとめたメディアに関する意識調査でこんな結果が明らかになった。

 この調査は全米の1235人を対象にオンラインで実施。18〜24歳、25〜34歳、35〜54歳の年代別に統計を取っている。各年代を通じて最も好きなメディアの筆頭はインターネットで、支持率は45.6%だった。2位のテレビは34.6%。それ以外のメディアは大きく引き離され、書籍(7.5%)、ラジオ(3.2%)、新聞(3.2%)、ビデオ/DVD(2.8%)、ビデオ/コンピュータゲーム(2.1%)、雑誌(0.9%)の順となっている。

 18〜24歳の層に限るとインターネットをトップに挙げたのは50.5%に上り、テレビの28.5%を大きく引き離した。

 コンテンツに関してもオンラインメディアの評価は全般的に高く、「製品や音楽情報を見つける上でオンラインは雑誌と同じかそれよりも優れている」との回答は97%。インターネットで読む記事と新聞記事との比較では83%、短いビデオクリップをオンラインで観るのとテレビのハイライト視聴との比較でも67%が肯定的な見方だった。

 「消費者は純粋に機能的なインターネット利用を越えて、読み物や写真の閲覧、ビデオ視聴といったもっとメディア指向的な利用へと移りつつある。すべての年代を通じてインターネットが単なる道具でなく、メディアとして受け入れられていることを、今回の結果は示している」。OPAのマイケル・ジンバリスト氏はこう指摘している。

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