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“お買い得”な旧モデルとは?DVDレコーダー販売ランキング(2004年9月20日〜26日)

» 2004年10月01日 13時29分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  2 パイオニア DVR-520H 2004/6/1 オープン
2  1 ソニー DESR-5100 2004/7/1 オープン
3  4 三菱電機 DVR-S300 2004/6/21 オープン
4  3 日本ビクター DR-MX1 2004/7/1 オープン
5  9 三菱電機 DVR-HE600 2004/5/21 オープン
6  5 ソニー RDR-VD60 2004/4/1 オープン
7  6 松下電器産業 DMR-E150V 2004/6/21 オープン
8  14 東芝 RD-XS43 2004/8/1 オープン
9  13 東芝 RD-XS33 2004/7/1 オープン
10  7 東芝 RD-XV33 2004/8/1 オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 新製品の発表が相次ぎ、毎週のように大きく変動している販売ランキング。9月第4週を制したのは、パイオニアが6月に発売した「DVR-520H-S」だ。だからというわけではないが、ユーザーにとって嬉しい知らせが飛び込んできた。

 新製品の発表記事でも触れたが、パイオニアは春モデルの「DVR-620H-S/520H-S」を新製品と同等にアップグレードする“バージョンアップディスク”「DRCD-201」を発売する予定だ。同社としては初の試みということもあり、試験的な要素も含んでいるが、旧モデルのユーザーには福音といえそうだ。

 DRCD-201は、11月中旬から2005年1月までの期間限定販売で、10月1日から受注を開始。発注はWebサイトかFAXで行える。価格は、送料や消費税を含め9800円となっている。

 バージョンアップにより追加される機能は下記の通り。

  • DVD-RへのVRモード記録
  • 気がきく! 録画辞典(自動録画機能を含む)
  • 野球延長対応
  • 連ドラ予約機能
  • PCエディットゲート(DVR-620H-Sのみ)
  • 予約録画一回休止機能
  • HDDに録画できるタイトル数が最大999までに拡大
  • 録画済みタイトルをジャンル別にフォルダ分け
  • オートスタート録画をDVD-R/-RWへも録画可能に
各機能の詳細は、別記事12を参照してほしい

 なお、バージョンアップの際には、HDDに録画した番組などの内容はすべて消去されてしまう。残しておきたい番組などは、事前にDVD-R/-RWへダビングしておこう。

春モデルを買って秋モデルにする?

 さて、パイオニアによると、春モデルの「DVR-620H-S/520H-S」と新製品の「DVR-625H-S/525H-S」は、基本的に同一のハードウェアを使用しているという。HDD容量はもちろん、DVD-R/-RWドライブも同じ共通で(新製品の特徴でもあるDVD-RメディアへのVRモード記録は、ファームウェアの変更だけで実現する)、それぞれのスペック表を見比べてみても、違いは「G.LINK」端子がなくなったことだけのようだ。正直なところ、あってもなくても特に影響はない。

 となると、値段が下がった旧モデルを安く購入し、バージョンアップして使うという、まるで一時期のパソコンのような手法が有効になるかも知れない。早速、ITmedia shoppingで「DVR-620H-S」を検索してみると、10月1日時点の平均価格は9万2478円。最安値では7万4300円だった。

 一方、新製品の「DVR-625H-S」は10万5000円前後からスタートすると見られており(価格はオープンプライス)。バージョンアップディスクの価格(9800円)を差し引いた値段〜つまり9万5000円以下でDVR-620H-Sを購入できれば、ちょっと得をした気分になれるだろう。

 同じく「DVR-520H-S」の販売価格を調べてみると、平均価格は約7万円で、最安値はなんと5万4390円。「DVR-525H-S」の店頭予想価格は8万5000円前後のため、さらにお買い得感は高い。

 バージョンアップを前提として、安い旧モデルを選択する。そんな機種選びもアリかもしれない。

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