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三菱、最大64倍速ダビングに対応した新「楽レコ」

» 2004年10月04日 18時47分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は10月4日、HDD&DVDレコーダー「楽レコ」シリーズの新製品2機種を追加した。新たに最大64倍速ダビングへ対応したほか、EPG周りの機能をアップデートしている。価格はいずれもオープンプライス。10月21日に発売する予定だ。

製品型番 HDD容量 市場予想価格 出荷時期
DVR-HE850 400Gバイト 12万8000円 10月21日
DVR-HE650 160Gバイト 7万9800円 10月21日
春モデルの3機種も継続販売するため、計5機種となる
photo 「DVR-HE850」(上)と「DVR-HE650」

 楽レコシリーズは、「起動から1.5秒で録画スタート」のクイックレスポンスや「スポーツ延長機能」などが特長のDVDレコーダー(関連記事)。新製品では、基本コンセプトを継承しつつ、大容量HDDモデルを追加し、またミッドレンジモデル(HE650)にもBSアナログチューナーを搭載した。ハイエンドとなる「DVR-HE850」には400GバイトHDDを内蔵し、EP(8時間)モードなら最大約680時間分、SPモードでも約170時間分の録画が可能だ。

 また、2機種ともDVD-Rの最大64倍速ダビングに対応している。もともと楽レコシリーズは、8倍速書き込みに対応したDVD-R/-RWドライブを搭載していたが、これまでは書き込み品質などを重視して6倍速書き込みに抑えていた。それを今回は、ドライブ性能を最大限に発揮する最大64倍速の高速ダビングに対応。1時間番組なら約56秒でダビングできるようになった(EP8時間モードで録画し、8倍速対応DVD-Rに高速ダビングする場合)。

 ソフトウェア面では、EPG周りの機能がいくつか追加された。たとえば、野球中継延長などに対応する「スポーツ延長対応録画」機能では、従来の「野球」や「サッカー」といった競技名でなく、電子番組表の番組データから「延長」というキーワードを拾って反応する方式に変更。これにより、特定のジャンルや時間帯にかかわらず、延長録画が可能になった。また、過去の録画履歴からユーザーの好みを学習して表示する「おすすめ番組検索」機能も搭載している。

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