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液プロで6000:1――ソニー、ホーム向け“シネザ”

» 2004年10月07日 17時10分 公開
[ITmedia]

 ソニーは10月7日、ホームシアター用プロジェクター“シネザ”「VPL-HS50」を発表した。12月1日から発売する。価格はオープンで、市場予想価格は35万円前後になる見込み。

photo ホームシアター用プロジェクター“シネザ”「VPL-HS50」

 同社が9月16日に開催した販売店向け内覧会で参考出展したもの。同社ホーム向けプロジェクター“シネザ”「VPL-HS20」の後継機となる。

photo 内覧会で参考出展した試作機

 新開発の自社製の0.73インチ720p(1280x720ピクセル)液晶パネルを搭載し、ハイビジョン表示に対応した。

 動的絞り機構として独自の「アドバンストアイリス」機構を搭載。液晶パネルながらコントラスト比を最大6000:1まで拡大した。輝度信号に応じて絞りが開閉し、6000:1から最小1000:1までコントラスト比がリアルタイムに可変する。輝度は800ルーメン。

 「映像によってダイナミックに絞りが可変するアドバンストアイリスにより、明るいシーンではより明るく、暗いシーンではより深い黒で色再現することが可能」(同社)

 また、特定の色を狙ってその色だけを調整できる「RCP(リアルカラープロセッシング)機能」も装備した。「人の肌色や赤いイチゴの部分だけ、また青い空や緑色のグラスだけなど、指定したその部分のその色だけを調整できる」(同社)

 1.6倍の光学ズームレンズを搭載。短焦点レンズと光学ズームにより、最短2.9メートルから最長4.6メートルまでの設置を可能にした。

 ARC-F Lens(オールレンジクリスプフォーカスレンズ)を採用し、従来モデルに比べてレンズ周辺フォーカスで20%(中心フォーカス8%)アップ。ダイヤルを回すだけで縦横に移動できるレンズシフト機能(上下各1画面分左右各0.5画面分)を搭載した。

 348(幅)×135(高さ)×360(奥行き)ミリ、重さは5.6キロ。映像入力端子はHDMI端子を装備しているほか、コンポーネント/S端子/コンポジット/アナログRGBを搭載。

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