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ソニー、ワイヤレスなリアスピーカー採用の5.1chシステム

» 2004年10月21日 19時50分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは、リアスピーカーをワイヤレス化した5.1chシアターシステム「HT-SL99BW」を12月15日に発売する。スピーカーケーブルを無線化した製品は他社からも出ているが、HT-SL99BWの場合はバッテリーを搭載しているため電源ケーブルも不要。配線のないすっきりとしたホームシアターの環境を構築できるという。価格はオープン。市場推定価格は10万5000円前後となっている。

photo AVアンプ本体は同社のDVDレコーダー「スゴ録」とマッチしたデザイン

 サラウンドスピーカーのバッテリーは、約2時間の充電で約10時間の連続再生が可能だ(5.1chサラウンド時)。スピーカーにはソニー独自のフルデジタルアンプ「S-Master」を内蔵しており、10ワット+10ワットでバスレフ型の5センチユニットを駆動する。

 また、このサラウンドスピーカーを独立したステレオスピーカーとして利用する「ステレオワイヤレスモード」「モノワイヤレスモード」も用意されている。たとえば、炊事中などオーディオ機器から離れた場所にいる時でも、スピーカーさえ持っていけば音楽を楽しめるわけだ。なお、2chステレオ時のバッテリー駆動時間は約5時間となる。

 ワイヤレス伝送には、赤外線を利用するソニー独自の「S-DIAT」を採用した。デジタル音声信号を圧縮せずに伝送できるため、CD相当の音質を実現するとしている。別体式の「発光ユニット」「受光ユニット」が付属しているが、サラウンドスピーカー本体にも受光部を搭載している。

photo 別体式の“発光ユニット”と“受光ユニット”

 AVアンプ本体は、ドルビーデジタル/ドルビー・プロロジックII/DTS/AACデコーダーとFM/AMチューナーを内蔵。実用最大出力は、フロント40ワット+40ワット、センター40ワット、サブウーファー100ワットとなっている。入力端子はアナログ映像2系統、光デジタル音声×2系統、同軸デジタル×1系統など。本体サイズは430×64×337ミリ。

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