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DVDレコーダー、HDD内蔵型が8割以上DVDレコーダー販売ランキング(2004年10月11日〜17日)

» 2004年10月22日 23時59分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  2 三菱電機 DVR-S300 2004/6/21 オープン
2  1 パイオニア DVR-520H 2004/6/1 オープン
3  6 松下電器産業 DMR-E250V 2004/9/21 オープン
4  5 ソニー RDR-HX8 2003/11/21 オープン
5  3 ソニー DESR-5100 2004/7/1 オープン
6  7 松下電器産業 DMR-E87H 2004/10/1 オープン
7  8 松下電器産業 DMR-E75V 2004/4/21 オープン
8  9 松下電器産業 DMR-E150V 2004/6/21 オープン
9  4 日本ビクター DR-MX1 2004/7/1 オープン
10  10 三菱電機 DVR-HE600 2004/5/21 オープン

 9月末から1位を占めていたパイオニア「DVR-520H」が2位に落ち、三菱電機のVHS一体型レコーダー「DVR-S300」が取って代わった。しかし、すぐ下には、一足先に出荷を開始した松下電器産業の新製品群が迫っている。とくに、夏まで首位をひた走っていた「DMR-E85H」の後継機である「DMR-E87H」と3 in 1タイプの「DMR-E250」の動向が気になる。

 ところで、JEITAが昨日発表した「民生用電子機器国内出荷実績」によると、9月のDVDレコーダー出荷台数は29万5000台と2カ月連続で29万台を超えたという。前年同月と比較すると、186.6%と大きな伸び。また、HDD内蔵型のハイブリッドレコーダーはこのうち82%を占め、前年同期比239.9%と倍以上に増えた。アテネオリンピックを経て認知が上がったのか、ハイブリッド型が完全に主流になったといえる。

 しかし、DVD単体レコーダーの出荷台数も、レコーダー全体のパイが広がりとともに増加を続け、9月には年初の3倍近い台数が販売された。これには、先週トップの「DVR-S300」のような、VHS一体型(2 in 1)人気も一役買っているはずだ。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
出荷台数 119 154 237 233 199 341 425 293 295
HDD内蔵 84 108 173 158 141 258 329 231 241
HDD非搭載 35 46 64 75 58 83 96 62 54
単位は1000台。JEITAの資料をもとに製作

 ただし、アテネオリンピック特需となった7月の42万5000台に比べると、この8月、9月はやはり勢いに欠ける。松下のいうように「オリンピック直後の年末は、オリンピック直前よりも需要が伸びる」のか。各社の新製品がそろう11月以降の動向が気になるところだ。

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