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ヴイストン、日常活動型や10万円切るヒト型などATRのロボット3体を販売

» 2004年11月02日 19時34分 公開
[ITmedia]

 ヴイストンは、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が開発したロボット「Robovie-R ver.2」「Robovie-M ver.2」「Robovie-MS」の販売を開始した。

photo 「Robovie-R ver.2」(左)と「Robovie-M ver.2」(右)

 「Robovie-R ver.2」(504万円)は、ロボットを使ったコミュニケーション研究のプラットフォームとして作られた普及版日常活動型ロボット。17自由度(車輪移動を含む)の身体表現と、7種類・71個の外界センサーによる環境情報の取得ができる。前バージョンでの要望をもとに基本設計から見直しを実施。バックラッシが少ないハーモニックドライブの減速機や、Windowsを制御OSに採用などで耐久性・安定性・取り扱いやすさを向上させた。

 「Robovie-M ver.2」(29万4000円)は従来から販売している2足歩行ロボット「Robovie-M」(41万7900円)の廉価版。従来機の優れた運動性能はそのままに、コネクタ方式の配線採用などで組み立てやすくなっているという。

photo 教育用ロボット「Robovie-MS」

 「Robovie-MS」(9万9750円)は、小学校高学年以上を対象とした教育用ロボットとして新たに開発。機械加工/組み立て/動作プログラムまで可能な実習教材として活用できる。ヒューマノイドロボットとして破格の10万円を切る低価格を実現した。

 主要構成部品を共通化させたことで、部品の自由な組み合わせに対応。四足型ロボットやロボットアームなど、ヒューマノイド以外のロボットを作成できる。

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