プラズマ/液晶など薄型テレビの台頭で、ブラウン管は過去の遺物となりつつあるが、その画質はいまだに重要な位置にある。各メーカーの画質担当者が“テレビ画質へのこだわり”を語ったFPD International 2004のパネルディスカッションでは、参加したパネリストが異口同音「ブラウン管をリファレンスにして画質を作っている」と答えた。
FPD International 2004のパネルディスカッション
そのこだわりの画質を引き継ぐ“ポスト・ブラウン管画質”の最右翼がSEDだ。FPD International 2004のセミナーで東芝のSED開発担当者が語ったSED開発のきっかけも“ブラウン管画質の追求”だった。
ディスプレイが変われば、テレビの視聴スタイルも変わる。麻倉氏は“HDDレコーダーの究極型”として、CEATECでお披露目された「バイオ type X」を紹介。バイオ type Xには、3チャンネル同時録画が可能な専用ボード「X3ビデオサーバー」を2枚搭載しており、計6チャンネルの番組を最大で24時間×9日間分(長時間モード)録画できるというお化けマシンだ。
バイオ type X
「全チャンネルを全部録画することが、これからのHDDレコーダーの流れ。私はこれを“全録”と名付けた。全録の取り組みは以前から日本電算機が試みていたのだが、ソニーがバイオ type Xで行ったアプローチはすごく単純で、HDDの半分をLinuxで動かしている。つまり、type Xの中に全録HDDレコーダーが入っているということ。来年ぐらいに全録の流れが家電AV製品にも来る」