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iPod Photoは高すぎる? 携帯プレーヤー購入の決め手は価格

» 2004年11月04日 15時43分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は11月4日、ポータブルオーディオプレーヤーに関するアンケート調査の結果を発表した。

 同調査ではとくに、アップルコンピュータが発表した「iPod Photo」(関連記事)についての製品評価や購入意欲をたずねた。調査対象は、Windows 2000/XPまたはMac OS X 10.1.5以降を利用している18〜49歳で、ポータブルオーディオプレーヤーに関心のあるインターネットユーザー300人。

 これによると、回答者の9割強が「Windowsユーザー」で、「Macユーザー」が4%、「WindowsとMac両方」が4%だった。

 全体の2割弱が携帯型音楽プレーヤーを所有しており、所有機は「iPod」(アップル)が3割半ば、「iPod mini」(同)が2割強、「ネットワークウォークマン」(ソニー)が1割強。所有機に対する満足度は、「満足」と「まあまあ満足」の合計で8割半ばが満足しており、容量の大きさや携帯性を評価する声が多かった。また、1日当たりの利用時間は「1時間以内」が8割強だった。

 回答者全員に、今後携帯型音楽プレーヤーを購入する際に重視するポイントを複数回答形式でたずねたところ、「価格」がトップで8割半ば、次いで「大きさ」が5割半ば、「デザイン」が5割強、「操作性」と「音質の良さ」が5割弱という結果だった。

 iPod Photoに対しては、「メーカー・ブランド」については5割半ばが「80点以上」と高く評価し、「機能」は5割半ばが「50〜70点」をつけた。「重さ」「大きさ」といった携帯性の評価も同程度で、「50〜70点」が5割強〜5割半ば。「デザイン」については30代以下では3分の2が「70点以上」、「色」も30代以下で6割強が「70点以上」で、全体ではいずれも平均点は69点と評価が高かった。しかし、価格については、5割半ばが「40点以下」と厳しい評価を下した。

 iPod Photoの購入意欲は、「50%(どちらとも言えない)」と答えた人が3割弱で最多。「iPod Photoに新しさを感じるか?」との問いには、5割強が「まあまあ感じる」と回答し、「感じる」と合わせると4人に3人が新鮮さを感じているようだ。「写真を持ち運べるという機能」についても、魅力を「感じる」「まあまあ感じる」を合わせて29歳以下では6割弱、全体でも5割強が魅力を感じると答えている。

 ところが「iPod Photoを欲しいか?」とたずねると、「欲しい」「どちらかといえば欲しい」の合計が2割半ばにとどまり、4割強は「欲しくない」と答えた。欲しくない理由としては、「写真なら携帯電話で持ち歩けば十分では?静止画だけというのは便利さを感じない。動画(現行のコーデックをほぼカバー)を携帯出来るなら魅力も感じるが…」「普段写真を持ち運ぶ必要を感じないので、必要ないものを買うには価格が高い」「値段が高すぎ」などが挙げられた。

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