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最新ゲームはホームシアター向け?〜「Halo 2」を体験してきました(2/2 ページ)

» 2004年11月10日 08時33分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 ドルビー日本支社でゲーム音響のサポートを担当するジョン・グリフィン氏によると、Halo 2はプレイヤーの視点でゲームが進むため、とくにサラウンドがプレイに与える効果は大きいという。「ゲーム中には、プレイヤーから見える敵と見えない敵がいる。しかし、サラウンド環境でプレイした場合、背後から近づく敵を音で察知できることがある。これが助かるポイントだ」。

photo ドルビー日本支社のジョン・グリフィン氏

 さらに、BGMや環境音もミックスしているため、「臨場感がゲームに対する集中力を増すと思う」(同氏)。ゲームで高得点を出そうと思ったら、サラウンドも一つの攻略方法になり得るわけだ。

 ちなみに、ホームシアターでゲームをプレイする場合も基本的なセッティングは映画と同じ。Dolby Digital 5.1chなら、正面にセンタースピーカー、そこから左右30度の位置にフロントL/R、そして110度にリアスピーカーを設置すればいい。パイオニアのワイヤレスリアスピーカーのように、左右のスピーカーが一体化している場合も、説明書通りにセッティングすれば十分に効果は得られるという。

photo 基本的なセッティングは映画と同じ
photo デモ中。ちなみにパイオニアのワイヤレススピーカーは、椅子やソファの後ろに設置できるよう、45度の角度をつけてユニットが配置されている。回り込むようにして音が耳に入る仕組みだ

 発売前のソフトということもあり、またゲームソフトの紹介は専門外なのでプレイの詳細は割愛させていただくが、とにかくサラウンドの効果は体験できた。ロケットランチャーの弾が近くを通り過ぎるシーンや、背後から近づく敵の気配は十分に感じとることができる。これはやはり、プロジェクターの大画面と5.1chサラウンドでもう一度プレイしたい。さらに、ほかのソフトやゲーム機でも同様の効果が得られるのかという興味もふつふつと沸いてくる。

 というわけで、マイクロソフトとパイオニアの戦略にまんまと引っかかってしまったエセゲーマーは、帰宅前にオーディオショップに寄り、自宅のXboxとPlaystation 2にプレゼントする2本の光デジタルケーブルを購入したのであった。

 あ。コンポーネントAVパックを買い忘れた……。

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