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AirPort ExpressとiTunesを結ぶ「AirTunes」用赤外線リモコンが登場

» 2004年11月11日 14時26分 公開
[ITmedia]

 Keyspanは11月10日、メディアプレーヤーのコントロールを行う赤外線リモコン、「Keyspan Express Remote」を発表した。価格は59ドルで、11月中旬に出荷開始する。Apple Storeでも販売される予定。

 AppleのMacハードウェアプロダクトマーケティング担当副社長であるデビッド・ムーディー氏は「AirPort ExpressにはiTunesの音楽を家のどこからでも聴くことができるAirTunesという機能があるが、KeyspanのExpress Remoteを使えば、iTunesをリモートコントロールすることができるようになり、ワイヤレスの音楽体験を次のレベルにまで引き上げてくれる」と述べている。

 AirTunesという機能は便利なものだが、大きな弱点があった。曲をミュートしたり、音量を下げたり、ポーズしたり別の曲にスキップしたり、といったコントロールはPC側からしかできないのだ。せっかくPCと離れたところで音楽を聴くことができても、ラジオと同じく「流しっぱなし」になってしまう。しかし、Keyspanの新製品「Express Remote」を使えば、AirPort Expressのそばから赤外線リモコン操作ができるというわけだ。

 製品はレシーバーとコントローラーの2つのパーツに分かれている。レシーバーはAirPort ExpressのUSBインタフェースに接続し、コントローラーがリモコン部となる。レシーバーとコントローラー間は赤外線で通信し、最長で40フィート(12.2メートル)まで到達するという。リモコンのボタン数は17個。PCおよびMacに接続した場合は、iTunes以外のメディアプレーヤー、アプリケーションでも利用できる。MusicMatch、Windows Media Player、WinAMP, QuickTime、PowerPoint用にはキーマップがあらかじめ設定されている。

 同社は1999年からPCのUSBポートに接続する15ボタンの赤外線リモコン「Digital Media Remote」を発売しており、Express RemoteはこれにAirTunes対応機能を付加したものと考えられる。

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