オークションへの不正コピーアニメ出品対策でYahoo！と日本動画協会が協力

[ITmedia]

　Yahoo! JAPANは同社の運営する「Yahoo!オークション」において、知的財産権の侵害に当たる商品の販売を防ぐため、日本動画協会との継続的な協力関係を結んだことを明らかにした。

　日本動画協会はアニメ製作業界関係社から組織されている団体。手塚プロダクション代表取締役社長の松谷孝征氏が理事長を務め、サンライズ、東映アニメーション、スタジオピエロ、竜の子プロダクションなど37のアニメ制作会社が加入している。

　ヤフーではオークションへ出品される品物に対して「ガイドライン」を提示しており、そのなかでは、もちろん不正複製物の出品を禁止している。これまでにもコンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）、日本音楽事業者協会、日本雑誌協会らと協力して不正出品に対処していくことを発表している。

　今回の発表について、ヤフーでは「アニメ作品の不正コピーなどガイドライン違反の出品が後を絶たず、それらへの対処法や発見・削除への連絡体制強化のために日本動画協会との協力関係を進めていくこととした」とコメントしており、啓蒙活動などについても協力して進めていく予定だという。