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松下、家のテレビがモニターになる無線カメラシステム

» 2004年11月16日 17時28分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業パナソニックマーケティング本部は11月16日、家庭用テレビをモニター代わりに使えるワイヤレスカメラモニターシステム「KX-MS10」を12月10日から発売すると発表した。価格はオープンで市場想定価格は8万円前後になる見込み。

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 IEEE802.11b/g無線LAN対応ネットワークカメラ、テレビアダプター、専用リモコンをセットにしたカメラモニターシステム。テレビアダプターと手持ちのテレビを同梱の映像ケーブルで接続するだけで、細かな設定なしに簡単にカメラ映像をテレビに映し出すことができる。

 カメラは温度変化によって人などを検知する「人感センサー」を搭載。最大8台まで増設でき、テレビ画面には最大4台までのカメラ映像を表示可能。ワイヤレス方式で場所を選ばずに設置できる。基本は卓上スタイルだが、別売りスタンドを使用して天井設置や壁掛けにも対応。

 テレビアダプターにはSDメモリーカードスロットを搭載。別売のSDメモリーカードに動画や静止画を録画・保存でき、1GバイトのSDメモリーカードなら通常録画(高解像度選択時)で約65分の録画が行える。事前に予約しておいた日別や時間帯別に自動的に録画する「タイマー録画」や、指定カメラの人感センサー検知時に検知前後5枚の画像を録画する「センサー録画」などの予約録画機能を備えた。

 専用リモコンを使ってカメラの向きを遠隔から操作可能。人を検知するとブザー音で知らせる「みまもりもーど」や、1ルクスの明るさでも撮影でき夜でも見やすい「カラーナイトビューモード」を装備。ブロードバンド回線を利用して外出先のPCや携帯電話からカメラ映像を閲覧可能。

 サイズはネットワークカメラが74(幅)×98(高さ)×73(奥行き)ミリで重さが約200グラム、テレビアダプターが200(幅)×42(高さ)×171(奥行き)ミリで重さが約500グラム。

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