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40個のスピーカーを個別制御して5.1chサウンドを作り出すオーディオシステム

» 2004年11月16日 18時12分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは、ワンボディで5.1chサウンドを楽しむことができるオーディオシステム「YSP-1」を発表、12月上旬より発売する。価格は15万7500円。

photo YSP-A1。壁掛けも可能

 新製品はデジタルアンプと小型スピーカー40個、ウーファー2個を搭載。壁の反射を利用する新技術「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」によって、DSPなど電子的な音場生成機能を利用せずに、ワンボディながらも5.1chサウンドの再生を可能にする。

 この技術は同社と英1Limitedとの共同で開発されたもの。40個搭載されているスピーカーを個別に制御し、音をビーム状に再生することで到来方向をコントロール、この音声を壁に反射させて仮想スピーカーを作り出すことによって5.1サラウンドを実現する。

 再生モードには「5ビームモード」「3ビームモード」「ステレオモード」「ステレオ+3ビームモード」の4種類を備えるほか、一般的な家庭環境がプリセットされており、部屋の広さや設置位置などを入力するだけで設定を完了させることができる。

 本体サイズは1030(幅)×194(高さ)×113(奥行き)ミリ・13キロ。2ワットの4センチコーン防磁型スピーカーを40個と20ワットのウーファー用スピーカー(11センチコーン防磁型)を2つ備える。入力系統として、アナログ2系統とデジタル3系統(光2系統、同軸1系統)を備える。ドルビーデジタルやDTS、ACCに対応するほか、ドルビープロロジックIIも搭載する。

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