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FireWire普及を目指す業界2団体が合併

» 2004年11月24日 09時29分 公開
[ITmedia]

 IEEE 1394/FireWire規格の普及を目指す業界団体、1394 Trade Association(1394 TA)は11月22日、欧州の団体である1394Automation Groupと、年内に合併する計画を明らかにした。

 同規格の工業分野への導入で実績のある1394Automation Groupを併合することで、工場や生産ラインにおける同規格の高度な利用のノウハウを増強したい考え。

 合併により、1394Automation Groupは標準開発、マーケティング、アプリケーション開発の面で、1394 TAと歩調を合わせることになる。1394Automation Groupの会員は、希望すれば1394 TAの会員資格を得ることができる。

 1394Automation Groupは2002年に創設され、ロボティックス、ビジョンシステム、ウエハー検査システムなどの欧州主力企業で構成されている。FireWireによって、異なるメーカーの工業システムや自動化製品を相互運用可能にすることを目的としてきた。会員企業は、Basler Vision Technologies、Maxon Motor、SSD Drives Antriebe、IMMS、Nyquist、IFak、Wago、Lust、Stober Antriebstechnik、Fraunhofer Institut Produktionstechnologien(Fraunhofer IPT)、TNO、Fraunhofer Institut Photonische Mikrosysteme(Fraunhofer IPMS)など。

 1394 TAは、FireWireやiLinkなどの名称で知られるIEEE 1394規格の普及に向け、1994年に創設された国際団体で、ソニー、Intel、Microsoft、日本ビクター、松下電気、Compaq、NEC、Philips、Samsungなどの家電大手を含む170社以上が加盟している。

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