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2004/11/26 12:49 更新

っぽいかもしれない
時速370キロの電気自動車から未来の“ステレオ地図”まで〜慶応SFC (1/3)

今年も、慶應義塾大学SFC研究所のオープンリサーチフォーラム(ORF)が開催された。SFCが誇る最先端技術あるいはなんだこれはな技術に接することができる発表会だ。わたしも行ってきた。

 11月23-24日に、六本木アカデミーヒルズ40で、慶應義塾大学SFC研究所のオープンリサーチフォーラム(ORF)が開催された。SFCが誇る最先端技術あるいはなんだこれはな技術に接することができる発表会だ。わたしも24日に行ってきた。

 ORFは一昨年までは、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(Shonan Fujisawa Campus)で開催されていた。でも、こんなところでやっていたのでは人が集まらないというので、去年から六本木に乗りだしてきたというわけ。たしかに、人は集まっている。今年は2日間で5000人の来場者が目標というのだけど、それ以上に混雑して感じる。一人の滞在時間が長いのかもしれない。

 会場は六本木ヒルズのタワーの40階だ。下のフロアのエレベータの入り口で、入場登録の記入用紙を渡された。エレベータに乗っている間に記入してくれというわけ。これはちょっと気が利いている。

 その紙の中には、RFIDの実験に参加するかどうかの項目もある。「参加する」ことにすると、バッチと一緒にRFIDのタグをわたされるのだ。1枚はよくあるHF帯のもので、気に入った展示ブースのセンサーにそれで接すると、カウントされるというもの。もう一つがUHF帯(950MHz)のもので、到達範囲が長く非接触で読み取ることができるものだ。タグをつけた人の行動の軌跡がわかるのだ。

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首から下げているUHFのRFIDタグ

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通路の上にあるUHFのRFIDリーダー。下を通過するだけで、読み取っている

 さて、今年のORFについてはiTmediaでもすでにいくつか記事が掲載されている。電気自動車やネットワークなどの派手な研究成果はそちらを参照してもらうことにして、わたしはもっと偏ったものを紹介しよう。

Eliica

 とかいいながら、やっぱりこれは取り上げてしまう。Eliica*1。「NHKスペシャル」でも取り上げられたりして、いま話題の超強力な電気自動車。これの前に発表された電気自動車の「KAZ」は湘南藤沢時代に見せてもらった(後にのせてもらった)んだけど、こっちは生で見るのははじめてなのだ。

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Eliica。8つのタイヤと前面のデザインとで、なんだかカブトガニあたりの節足動物系の感じがした

 さすがにビルの上には持ち込めない。展示はビルの外だ。しかも静態展示。走るところを見たかったんだけど、さすがに六本木でそれは辛いか。

 Eliicaにはタイヤが8つある。このそれぞれのタイヤホイールの内側にいきなりモータがある。8つのモータで8つのタイヤをダイレクトドライブする。このようにすることで、最高時速370キロ、あるいは停止状態から160キロになるまでにわずか7.0秒という高加速を実現している*2。また、床下にメカニズムがなくなってしまうので、車内の床はフラットで広々としている。

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ホイールの内側に見えるモーター

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運転席はすっきりしている。クラッチペダルの位置が足置きだ

 かわりに床下にあるのがリチウムイオンバッテリーだ。想像はつくだろうが、これがめちゃめちゃ高価だ。普及させるためにはこれを安くさせなくてはいけない。そこで、もっと他の分野にも広めて、リチウムイオンバッテリーが大量生産されるようなところまで持っていこうというコンソーシアムも立ち上がった。この辺のアプローチがいかにもSFCだ。

 

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後はこんな顔をしている。あのフタを開けると出てくるのは、当然「充電コネクタ」だ


*1ELectric LIthium-Ion battery CAr なんだそうだ。

*2高速度マシンと高加速度マシンは別の車だ。今回展示されているのは高加速度の方(といっても最高時速190キロ)。重心バランスや制御回路のチューニングに差があるのだそうである。NHKの番組だと、同一のマシンで両方を実現しているように見えたので、わたしは勘違いしていた。

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[こばやしゆたか,ITmedia]

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