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新HDDウォークマン、高評価ながら価格がネック

» 2004年12月08日 18時48分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は12月8日、ポータブルオーディオプレーヤーに関するアンケート調査の結果を発表した。

 同調査ではとくに、ソニーのHDD搭載ウォークマン「NW-HD3」(関連記事)をとりあげ、製品評価や購入意欲をたずねた。調査対象は、NW-HD3付属ソフトの対応環境であるWindows 98 SE以降を搭載したPCを利用する20〜49歳のインターネットユーザー300人。

 回答者のうち、現在ポータブルオーディオプレーヤーを所有しているのは5割強で、年代別に見ると、20代がもっとも多く6割、30代が最少で4割半ばだった。使用頻度は、「ほぼ毎日」が2割弱、「週2〜5日」が4割弱、「週1日以下」が4割半ば。所有しているプレーヤーで普段もっとも利用している製品の記録メディアは、「MD」が4割強、「CD」が3割強、「HDD」が1割となったが、40代のみ「MD」より「CD」を挙げる人が多かったという。

 回答者全員に、「ポータブルオーディオプレーヤーの色・デザインが良いというイメージのあるメーカー」を複数回答形式でたずねたところ、「ソニー」が6割強で圧倒的に多く、その後に「アップル」「パナソニック」が続いた。また、「機能・性能が良いというイメージ」(複数回答形式)でも「ソニー」が5割半ばでトップ、次いで「パナソニック」「ケンウッド」となった。

 今後、ポータブルオーディオプレーヤーを購入する際に重視すること(複数回答形式)は、8割半ばの人が「価格」と答えた。購入を検討したいメーカーもソニーが圧倒的に多かったという。なお、購入予算の目安では、「1万円以下」が3割弱、「1万2000円〜2万円」がほぼ5割、「2万5000円以上」が2割強。

 現在、具体的にポータブルオーディオプレーヤーの購入を検討している人のみ(全体の3割強)に、希望する記録メディアの形式を複数回答形式でたずねたところ、HDDが6割強、メモリカードとMDがそれぞれ4割弱だった。

 次に、HDD搭載ウォークマン「NW-HD3」を製品紹介し、製品評価を行ってもらった。ほぼ8割の人が「メーカー・ブランド」と「機能」を「70点以上」と評価。また、「HDD容量」で7割強、「重さ」「大きさ」で各ほぼ7割の人が「70点以上」と評価している。一方、「価格」に関して「70点以上」と評価した人は1割しかいなかった。

 NW-HD3に対する購入意欲は、「40%以下(どちらともいえない〜購入しない)」と答えたのが20代で6割強、30代でほぼ6割、40代で5割強。「70%以上(たぶん〜ぜったい購入する)」は20代で5%、30代で0%、40代で6%という結果。

 最後に、NW-HD3に「魅力を感じるか?」たずねたところ、全体の4割が魅力を「感じる」または「まあまあ感じる」と答え、その理由は「曲の転送速度とHDD容量の大きさが魅力」「デザイン」「軽そうで携帯に便利」など。他方、魅力を感じない理由では「値段が高すぎる」や「デザイン悪い」が多かったという。

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