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有機ELと1インチHDDを搭載したポータブルビデオプレーヤー「RunPO」

» 2004年12月24日 16時35分 公開
[ITmedia]

 ダイナコネクティブは、韓国NEOSOL社製のHDD搭載マルチポータブルプレーヤー「RunPo」の販売を開始した。価格オープンだが、想定実売価格は6万9800円。

photo RunPO

 RunPoは、WMVやMP3といった映像/音楽ファイルを再生できるHDD内蔵のポータブルプレーヤー。付属のアンテナを接続することでポータブルTVとして利用することもできるほか、録画機能も備えており、TV放送のほか、ビデオデッキなどの外部機器から入力された映像を録画できる。

 本体サイズは69(幅)×119(高さ)×20(奥行き ミリ)・145グラムで、脱着可能なバッテリーによる連続駆動時間は約2時間。バッテリーは、予備がパッケージにも含まれているので、出先でのバッテリー切れにも素早く対応できる。搭載しているHDDの容量は5Gバイト。

 再生可能なファイルフォーマットは、映像がAVI(CIF)/AVI(XviDなど)/WMV/MPEG-4 SP/MPEG-4 ASFで、音楽がMP3/WMA。MPEG-1/2は未サポートとなっているが、スライドショー形式でJPEGの画像も表示可能だ。USBマスストレージクラスに対応しており、ポータブルHDDとして利用できるほか、ボイスレコーディング機能も備える。

 本体前面に備えられている2.2インチフルカラー有機ELディスプレイの応答速度は5〜15マイクロ秒と非常に高速で、同社では「一般的な液晶の1000倍の応答速度」としている。視野角も180度と広く、解像度は521×218ピクセル。

 解像度に合わない映像についても、自動リサイズ機能によって縮小させた形でディスプレイに表示させることが可能になっており、最大で720×480ピクセルまでの映像ファイルを扱える(WMV9とAVI CIFについては352×288ピクセルまで)。付属のAVケーブルを使って外部出力を行う際には、720×480ピクセルの解像度をフルに表示させることができる。

 TVチューナーを内蔵しており、ポータブルTVとしても利用できるほか、ワンボタンで視聴している番組の録画もできる(外部機器入力からの録画も可能)。録画されるファイルの形式はMPEG-4(.asf)で、解像度は352×240(288)のみ。

 ビットレートについては、ファイン(1.8Mbps)/ノーマル(1Mbps)/エコノミー(300kbps)の3段階に切り替えることができ、ファインでも7〜8時間、エコノミーならば最長で33時間の録画が可能となっている。

 パッケージにはAVケーブルやイヤフォン、キャリーバック、ACアダプタなどのほか、TV用のロッドアンテナや、室内のアンテナ端子と本体を接続するためのアンテナケーブルも付属する。

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