大画面+サラウンド環境にコクピットなんて贅沢に感じるかもしれないが、「TH-AE500」のような普及価格帯のプロジェクターと紙スクリーン、そして、手軽になった5.1chサラウンドシステムの組み合わせなら、「sparco racing cockpit Pro」やPS2、さらにソフトを足しても、なんとか30万円程度に収められる。これほどの環境をその価格で実現できるなら、決して高い買い物ではないと感じる。もちろん、映画も良好な環境で観られるし。
たしかに、「sparco racing cockpit Pro」がリビングの中央に鎮座しているのは、相当にじゃまではあるが、映画を観るときもドライビングシアター気分と思えば……。
でも、最も印象に残っているのは、最初のリアル系ドライブゲームといえる「Indianapolis 500: The Simulation」(1990年発売)を、編集部のAmiga 500+トラックボールでじっとやりつづけていた姿。
翌年に発売された「Grand Prix 1」(のちに「World Circuit」と改題)などの、操作が簡単で派手なレーシングゲームのほうに目が行きがちな僕のレベルでは、「Indianapolis 500: The Simulation」の中の何を見つめていたのかは見当もつかなかったけど、その後、彼が自動車力学シミュレーションを志す連載を始め、そして、さまざまな紆余曲折を経て、「GRAN TURISMO」へとたどりついたことを知り、さすがだなと思ったものだ。