iPodについては、ケースなどのオプションパーツや車載用キットの展示が目につく。実際に車両を持ち込んでいる企業もいくつかあったが、なかでも目を引くのはiPod搭載キット「The iPod Integration Kit」を組み込んだ車両を展示していたメルセデスベンツのブース。
基調講演でスティーブ・ジョブズ氏が、「メルセデスベンツはiPod搭載キットを計画中で、それ以外にもボルボ、日産、アルファロメオ、フェラーリが今年中にiPodを車内で楽しめる環境を整える」と発言していたが、まさにそのものズバリが展示されていたというわけだ。
展示されていたのは「SLK350」と「CLS500」の2車種で、いずれも車内にドックコネクタを備え、接続したiPodをハンドルに埋め込まれたボタンで操作できる。前者は助手席との間に、後者は助手席側ダッシュボードにiPodを接続するスペースが設けられている。
現在は多くのメーカーから車載用キットが発売されているが、ほとんどがシガーライターソケットから電源を供給し、有線もしくはFMトランスミッタで音楽をカーステレオに飛ばすタイプだ。一方、展示されている車両は、車体にドックコネクタを備え、ハンドルにiPodのコントロールインタフェースを内蔵している。ほかの車載キットに比べ、遙かにスマートなレイアウトと操作感覚を実現した。
今回、iPod対応車種として展示されているのは「SLK350」と「CLS500」の2車種だが、同社ではこのキットを2005年モデルからオプションとして用意する計画だという。
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