Bluetooth携帯電話からBREWアプリを使って操縦する二足歩行ロボット……という、いくつもの意味でハイテクなホビーツールが登場した。KDDIとアイ・ビーが発表した「Pirkus・R Type-01」(ピルクス・アール タイプ1)は、au携帯「W21T」でコントロールできるキットロボットだ。
「Pirkus・R Type-01」のベースになったのは、ロボット製作者として知られるJin Sato氏の「C1」だ。通称「チビ」とも呼ばれており、サーボモーターを多用した二足歩行ロボットとしては小柄。身長は約29センチ、重量約950グラムと、かなりコンパクトにまとまっている。
「もともとC1は、プロポで操作するタイプだったのですが、プロポ操作は習熟しないと使いにくい面があります。そこでBluetooth通信ユニットを搭載し、簡単に操作できるアプリを作りました。また、低価格の量産キットロボットとしては、初めてジャイロセンサーや加速度センサーもセットにしています」(アイ・ビーの岡田昇一会長)。
ラジコン用のサーボモーターを使用した関節は21カ所あり、上半身に搭載したもので約3Kg-cm、下半身のものは約7kg-cmのパワーがある。組み立てに必要なものはドライバーとニッパーだけで「作る人にもよりますが、たぶん一日あれば完成するでしょう」(アイ・ビーの本堂晃社長)。
実際に操作してみると、本体が軽いこともあって動作は軽快だ。倒立も余裕でこなす。
ついでに“コマネチ”もこなす。
実際に触ってみると、ボタン1つで1つの技が出るという“ゲーム感覚”の操作性がわかりやすい。これまでに見たロボットの中では「ロボサピエン」に近い印象だが、よりスムーズで人間に近い動きを見せてくれる。
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