東芝からちょっと変り種のデジタルビデオレコーダーが登場する。ネットワーク対応を含めて最新RDシリーズの主要機能を継承しつつ、DVDドライブを省略した「HDDビデオレコーダー」とすることで低価格&スリム化を実現した「RD-H1」だ。
東芝のRDシリーズといえば「WEPG」、「ネットワーク対応」といった多機能性が特徴的だ。現行ラインナップでは、事実上のローエンドとなる「RD-XS24」まで上記の2機能をサポートしており、ミドルレンジの「RD-XS36」ですら、ダブルチューナー、ダブルエンコーダーによる2番組同時録画「W録」を実現している。
このラインナップに新たに追加されるのが「RD-H1」だ。ほかのRDシリーズと大きく異なるのは、DVDドライブを内蔵しない「HDDビデオレコーダー」であること。
HDDレコーダー自体は、ソニーの「CoCoon」など既に前例があり、コンセプトとしては珍しくない。しかし国内において商業的に成功したといえる製品もほとんど見当たらない。録画した番組の最終的な保存手段がないことに、やはり不安を覚える人が多いからではないだろうか。
「RD-H1」が従来のHDDレコーダーと異なるのは、「ネットdeダビング」対応のRDシリーズとLAN接続すると、録画番組をコピーして、DVDに保存できる点だ。もちろん既にRDシリーズを所有している人でなくても、とりあえず「RD-H1」を購入し、録画した番組をどうしてもDVDに残したくなってから「ネット de ダビング」対応のRDシリーズを購入してもいい。
実際、「RD-H1」とほかのRDシリーズの組み合わせは悪くない。「ネット de ダビング」は、HDD内やDVDへの高速ダビングとほぼ同じ扱いで、「RD-H1」からほかのRDシリーズへダビング中でも録画済み番組の再生や手動録画が行える。予約録画が開始されると「ネット de ダビング」は中断されてしまうが、これは再度行えば良いことだ。
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