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独特の外観とシンプル操作が魅力なBenQ「Joybee130」レビュー(1/3 ページ)

» 2005年02月22日 20時28分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 ベンキュージャパンが2月下旬から発売するポータブオーディオプレーヤーが「Joybee 130」だ。同社と言えば、液晶やCRTなどディスプレイ関連商品の印象が強いが、昨年10月からはデジタルオーディオプレーヤーとして「Joybee」シリーズもラインナップしており、本製品はその最新製品となる。

photo 「Joybee130」。写真はグレイだが、そのほかオレンジとブルーもラインナップされる

 512Mバイトの内蔵フラッシュメモリのほか、SDカードスロットを備えており、最大約1.5Gバイト(内蔵512Mバイト+1GバイトSDメモリーカード)までメモリ容量を増やすことができる。また、独特のデザインもスティックタイプのフラッシュメモリプレーヤーを見慣れた目には新鮮に映る。本製品の魅力を、レビューを通じて探ってみたい。

高い質感を誇る独特なデザイン

 本体サイズは72.5(幅)×50.6(高さ)×17.9(奥行き)ミリ・41グラム(電池含む)。表面は金属的な質感が与えられており、安っぽさは感じられない。

 電源となる単4電池は本体下部へ横向きに差し込むようになっており、本体との境目は“くびれ”ともいえる処理が施されている。直方体の本体と円筒形の電池収納スペースを組み合わせた結果このようなデザインとなったと想像できるが、仕上がりに不自然さは感じられず、ややもすると面白味に欠けがちなポータブルプレーヤーにアクセントを加えている。

photo 正面から見ると“くびれ”がよく分かる
photo 電池は本体に対して横向きに差し込む。電池が収納される部分にはゴム製のカバーが取り付けられており、これもデザイン上のアクセントになっている。フタは無くさないように気を付けたい

 本体の右側面には再生/停止、早送り/早戻しを行うジョグスイッチ(電源スイッチを兼ねる)のほか、モード切り替えボタン、音響効果「SRS」のボタン、USBコネクタが用意される。左側面にはA/Bリピートボタン、録音ボタン、SDカードスロットが用意されている。各ボタンは小さく、やや押しにくいが、操作に不安を感じるほどではない。

photo 右側面(上)と左側面
photo メモリーカードは右側面から差し込む。1Gバイトまでのカードに対応している

 本体前面には132×48ピクセルのバックライト付き液晶ディスプレイが搭載されている。モノクロだが認識性は優れており、日本語のアーティスト名・曲名も問題なく表示される。

photo 「モード」ボタンで呼び出すことができるメインメニュー画面

 再生可能なファイル形式はMP3/WMA/WAVで、Windows DRMにも対応する。音楽再生機能のほかには、FMラジオチューナーとボイスレコーディング機能も備える。

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