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“想い出の曲”聴いていたときの平均年齢は18.8歳

» 2005年03月08日 19時20分 公開
[ITmedia]

 音楽情報サイト「OngakuDB.com」を運営する飯原経営研究所は、「想い出の音楽に関するアンケート調査」の結果を発表した。これによると、「想い出の曲」がある人は全体の約6割。想い出の曲を聴いていたときの年齢は平均18.8歳だという。

 調査対象は、OngakuDB.comのモニター会員で、有効回答数は1272人(男性38.7%、女性61.3%)。全体の6割にあたる688人が「想い出の曲がある」と答えた。性別では、男性の55%、女性の64%が何らかの「想い出の曲」があると回答している。

 想い出の曲の数は「1曲」が51.2%で過半数を占めているが、複数ある人も多く、「4曲」も12.4%いた。4曲と答えた人を年齢別にみていくと、10代が7.8%に対して50歳以上の人が25%となり、年齢が上がるにつれて増えていく傾向がある。

 想い出の曲を聴いていたときの年齢は「10代」が53.7%と最も多く、以下「20代」(37.7%)、「30代」(4.8%)と続く。さらに「誰と聴いていたか」を訊ねた設問では、「一人」が61.2%でダントツ。そのほかは「友人・知人」(16.9%)、「恋人」(15.1%)、「家族」(5.1%)などとなっている。

 「聴いていた当時、置かれていた状況」は、「楽しかった」(30.6%)、「切なかった」(18.5%)、「幸せだった」(15.8%)、「辛かった」(10.4%)など。聴いていたときの年齢が若かった人ほど「楽しかった」が多く、年齢が高くなるほど「切なかった」「辛かった」が増えてくるという。

 また、「何で聴いていたか」という設問では、「CD」が52.2%で、カセット(23.1%)、「ラジオ」(15.7%)、「テレビ」(14.8%)、「レコード」(13.7%)、「MD」(11.5%)、「その他」(8.6%)の順だった。年齢別にみると「CD」が最も多いのは「30代前半」まで。「カセット」は「30代後半から40代前半」が多く、「レコード」は「45歳以上」が中心だった。

 なお、回答者全員に「音楽は人生や考え方を豊かにしてくれたか」を聞いたところ、62.6%が「かなり思う」、32.0%が「ややそう思う」と答えている。このうち「想い出の曲がある」人では76.9%が「かなり思う」と回答しており、「想い出の曲がある人は、ない人よりも“豊かな人生や考え方”に対する音楽の寄与を認めていることがわかった」(同社)という。

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