本体のサイズは、幅56×高さ94×奥行き112ミリで重さが約430グラム(撮影時質量約510グラム)。ソニー「DCR-HC90」とほぼ同じくらいで、幅は「GR-D250」のほうが1センチほど短い。また、形状は上に行くほどスリムになっており、そのカーブがホールド時に手にしっくりときて、持ちやすい。
電源はスライドスイッチで、右側面に配置。手前にスライドさせれば「撮影」→「M」(マニュアル撮影)となり、逆にスライドさせると「再生」モードで起動。また、前述のとおり、クイックパワーオフ対応なので、「撮影」または「M」にしておけば、液晶モニターを開くか、ファインダーを引き出した状態であれば電源オン、液晶モニター閉、ファインダー収納の場合は電源オフとなる。ただし、レンズカバーは内蔵ではない。
操作のしやすさを売りにしているためか、この電源スイッチはもちろん、ビデオ撮影のスタート/ストップボタン、静止画撮影ボタン、ズームレバーを含む、すべてのスイッチやボタン類は、全体に大きめにつくられている。ズームは光学で25倍、デジタルズーム併用で200倍まで可能だ。レバー(というか、スライド)はサイズが大きい分だけ操作しやすい部類に入るといえるが、急激にズームした場合にフォーカスがかなり遅れてくるような印象を持った。
モニターは11.2万画素の2.5型カラー液晶を採用、ファインダーは11.3万画素となっている。いずれも、平均的なレベルは確保しているといっていいだろう。液晶モニターの上(左側面)には、再生制御用の「停止」「再生/一時停止」「巻戻し」「早送り」ボタンを配置。これらは、逆光補正、フォーカス(マニュアル)、クイックレビュー(直前に撮影した映像を確認)、ナイトアイ(低照度撮影)など、撮影時によく利用する操作にワンタッチでアクセスできるボタンも兼ねているほか、メニューの操作にも使われる。
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