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NEXX、MPEG-4再生&タッチパネル搭載の携帯ビデオプレーヤー

» 2005年03月14日 21時04分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 NEXXは3月14日、MPEG-4など多くのファイルフォーマットに対応したHDD内蔵ポータブルビデオプレーヤー「PMP-1200」を発表した。3月31日から発売する。価格はオープンプライスで、同社ショッピングサイトでの価格は5万7750円。

photo PMP-1200

 サイズは123(幅)×21.5(奥行き)×76.8(高さ)ミリ・重さ約246グラム(バッテリ含む)で、1.8インチの20GバイトHDDを搭載する。3.5インチ(解像度 320×240ピクセル)の液晶を備えており、MPEG-1/2/4およびDivX、XviDの動画ファイルが再生できる。WMVファイルの再生には対応していないが、パッケージにはWMV→XviDの変換ソフトが添付される。そのほかJPEG画像の表示と、音楽ファイル(mp3、wma、aac、ac3、ogg)の再生も行える。

photo メインメニュー画面

 PCとの接続インタフェースにはUSBを使用し、PMP-1200のHDDに対応する動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけで再生準備が整う。転送には専用ソフトを使用する必要がないため、USBインタフェースさえ備えていればWindowsもMacも問わずに使用できる。

photo 動画再生中。サンプルとして720×480ピクセルのXvidファイルが用意されていたが、コマ落ちなどもなく再生はスムーズに行える

 最大で720×480/8Mbpsの動画ファイルをそのまま転送・再生可能だが(解像度は320×240にリサイズされる)、解像度もしくはビットレートがオーバーした場合には再生できない場合があるという。OSにはLinux系が使用されており、今回出荷される製品には実装されていないものの著作権管理システムを組み込むことも可能となっており、同社では語学教材などとしての利用も想定している。

 連続再生可能時間は約6時間で、音楽再生のみで使用する場合には約10時間の再生が可能になる(液晶OFF時)。オプションで大容量バッテリも用意されており、こちらを使用すれば連続約12時間の再生が可能になる。

photo オプションとしてリモコンや各種ケーブル類がセットされた「TV接続キット」なども用意される

 タッチパネル液晶を搭載し、付属するペンでタッチするだけで操作が可能。入出力端子としてステレオミニジャック、ミニジャック(コンポジット/S-Video)のほか、マイクも内蔵する。また、映像/音楽/画像の再生・表示以外にも、録音機能付きFMラジオや音声付き英英辞書、電卓、テキストビューワなどの機能も備える。

photo 右側面にはペンホルダーやUSB端子を備える。
photo 左側面にはヘッドフォンやミニジャックなどの入出力端子が用意されている。プロジェクターなどを接続すれば、本体内の映像を大画面で楽しむこともできる
photo 裏側にはペンを差し込める穴が用意されており、差し込むと卓上用として使うのに適度な角度をつけてくれる

 「ポータブルプレーヤーは今後、音楽のみを再生する製品と、音楽も動画も再生できる製品に二分されると考えている。“手持ちのファイルを変換せずに見たい”“操作は分かりやすい方がいい”“専用の転送ソフトを使うのは面倒”“胸ポケットサイズが望ましい”“バッテリは1日中保ってほしい”、そうした特徴を持つ唯一の製品だ」(同社)

photo 「ハードウェアMPEG-4エンコードに対応したNTVC-760PGNと本製品を組み合わせ、録画したTVを持ち出すという使い方を提案したい」とは同社取締役 由利義和氏。今年度で1万台の売り上げを見込む

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