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Amazon、ギフト商品自動推薦に関する特許取得

» 2005年03月15日 08時45分 公開
[ITmedia]

 米Amazon.comが出願していた「ユーザーの商品購入を支援する手法とシステム」に関する特許が米特許商標庁で認められた。ユーザーのギフト購入履歴をもとに、ギフトを受け取る相手の年齢を推定し、毎年その相手に合ったギフトを推薦するという内容。

 例えばユーザーが玩具をギフトとして購入した場合、その玩具が対象としている年齢層と受取人の名前、配達希望日といったデータを、顧客の氏名などのデータとともにデータベースに登録。年齢/イベント推定アプリケーションを使って受取人の年齢と、誕生日など推定されるイベントの種類を記録しておく。

 翌年のその日が近づいたら電子メールでこのユーザー宛てにリマインダーを送信、受取人の推定年齢と前回贈った商品の情報に基づいて、お薦めギフトをメールのリンクやサイトで提示する。

 従来型のショッピングでは、例えば祖父母が孫の誕生日プレゼントに玩具を買う場合、サイトで孫の年齢層をクリックしてその中から商品を選ぶ必要があるほか、毎年リマインダーを送ってもらうためには孫の誕生日を登録しておく必要があるとAmazonは解説。しかしこうしたやり方には手間がかかり、わざわざ時間を割いて誕生日を登録する人は多くないと指摘している。

 これに対してAmazonの手法では、ギフトを贈る相手の年齢や誕生日を自動的に推定してその年齢層に合った商品を推薦できるため、効率的かつ快適なショッピングができるという。

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