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空飛ぶ無線LANスポット バッファローが愛知万博で

» 2005年03月16日 18時20分 公開
[ITmedia]

 バッファローは、3月25日開幕の愛知万博(愛・地球博)会場で、ソーラー飛行船「SoLan」を使った無線LAN接続サービスを来場者に提供する。

Solanは“Solar”エネルギーと無線“LAN”を組み合わせて命名した

 SoLanは中部大学の係留型無人飛行船で、全長12メートル、高さ6メートル。IEEE 802.11b/g対応無線LANのアクセスポイントを機内4箇所に設置する。会場の上空30〜100メートルに滞空し、半径100メートル程度で無線LANが利用できる。

 インターネット回線は、NTTの光回線「Bフレッツ」を利用し、フュージョン・コミュニケーションズが提供。係留ロープなどを通じて飛行船内につなげる。Webカメラ2台、ハイビジョンカメラ1台も搭載。必要に応じて上空から会場風景を撮影する。中部大学は、災害地域で飛行船を通信基地として利用できるかを探る。

 3月、4月の土曜、日曜日に運行予定。太陽光発電を利用しているため、天候が悪い場合は運行を中止する。

 また同社が主幹事を務めるFREESPOT協議会は、瀬戸会場ほぼ全域と会場周辺にFREESPOT対応無線LANスポットを整備する。

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