調査会社Strategy Analyticsが3月16日発表した報告書によると、昨年、世界での携帯向けアダルトサービス売上高は4億ドルに達し、2010年までには50億ドル規模に成長する見通しだ。
同社はこれまで、携帯向けアダルトサービスの売上高は2008年までに10億ドルに達すると予想していたが、今回この予想をさらに引き上げた。これを後押しする要因として、マルチメディア対応携帯の普及、PlayboyやPrivate Mediaなど大手アダルトコンテンツ企業の進出、コンテンツ認証/年齢確認システムの導入などを挙げている。
それでも固定型のWebの方がユーザー体験では優れているため、携帯ポルノ市場は今後も小規模にとどまるだろうと同社は予想。「アダルトサービスは待望のキラーアプリではない。固定型インターネットには無料ポルノがいくらでもあり、アダルトコンテンツを携帯で使うメリットは限られていることから、アダルト素材の需要は今後も大部分は固定型インターネットサービスで対応されると考える」と同社アナリストは指摘している。
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