ITmedia NEWS >

使ってみました“円い”歯ブラシレビュー?

» 2005年03月18日 23時58分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 納期に追われて食事はいつもPCの前。深夜残業のエネルギー補給にお菓子も手放せない――そんなIT戦士に欠かせないのは会社での歯磨き。どうせなら個性的な歯ブラシ選んで、隣のアイツに差をつけたいものだ。

 ビバテックの歯ブラシ「デンタルΣ」(税込み1050円)は、普通の歯ブラシと一味違う。直径0.09〜0.13ミリの細かい毛を、通常の10倍以上にあたる1万本以上植毛。柄の周りをぐるりと360度囲んだ。手首を返さず歯の裏まで磨ける上、歯茎のマッサージも可能。舌ブラシとしても利用できる。ブラシの角度を気にしなくてよいため、介護などで他人の歯を磨いてあげるときにも使いやすいという。

親指の位置にくぼみがついていて握りやすい

 口に入れるとその存在感にびっくりした。普通の歯ブラシではありえない形と密度の“毛”の侵入を受け、どう受け入れていいか分からなくなってモゴモゴ。ブラシを持つ手も動揺し、どう動かすべきか見当もつかなかったので、Webサイトに掲載されている磨き方を試してみることにした。

 歯の側面は、普通の歯ブラシと同様、ブラシを平行にあててストロークさせる。歯茎に当たる細かい毛が心地よい。毛を軽く噛んで磨けば、かみ合わせ部分が上下一緒に磨けてしまう。力を入れずに小刻みに磨くのが歯垢を落とすポイントだそう。毛が柔らかく筒状なので接点の表面積が小さく、磨いた感覚は薄いが、毛が密集しているため軽い力でも歯垢が取れやすいという。

 前歯の裏側を磨く時は、ブラシを縦に当てて、上下にブラッシング。歯並びが悪い記者だが、奥まった位置に生えている歯の裏にもきちんと毛が届くのが嬉しく、必要以上に磨き続けてしまった。

 毛が柔らかいので、歯茎にや舌に当てても痛くない。歯茎をマッサージすると歯周病予防にいいそうだ。舌を磨けば、口臭の原因になる舌苔も除去できる。

 難点は、慣れるまで違和感があることや、ヘッドが大きいため奥歯の奥に毛が届きにくいこと。しかし、口や手が慣れ親しんだ歯磨きの常識を覆す新感覚が楽しいので、普通の歯ブラシに飽きた個性派IT戦士にお勧めだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.