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家電出荷台数は15カ月連続のプラス――JEITA

» 2005年03月22日 15時44分 公開
[ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)は3月22日、2005年2月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。これによると、2月の出荷金額は、前年比107.7%の1689億円で15カ月連続のプラス。薄型テレビやDVD関連機器、カーナビが市場を牽引した。

 分野別にみると、映像機器が前年比111.9%の992億円で、20カ月連続のプラスになった。とくに液晶カラーテレビやPDPなどの薄型テレビ、DVDレコーダーを含むDVD関連機器が好調に推移しており、台数ベースではHDD内蔵のDVD録再機が19万8000台(前年比183.1%)、30型以上の液晶テレビも6万2000台(前年比267.7%)など、高付加価値商品を中心に伸長していることがわかる。

 一方、音声機器国内出荷金額は、MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷などにより、金額ベースで前年比77%の133億円と厳しい状況がつづいている。台数ベースでは、ステレオセットが15万8000台(前年比87.1%)、ポータブルMDプレーヤーは16万9000台(前年比63.2%)と大きく減少しており、それぞれ6カ月連続、8カ月連続のマイナス。

 カーAVCは、カーラジオやカーステレオは減少したものの、車載用のテレビ(11万台、前年比114.3%)やDVD(1万7000台、149.4%)、カーナビ(30万2000台、112.8%)などが伸長したことで、カーAVC全体の出荷金額は64億円(前年比110.8%)と59カ月連続のプラスになった。

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