三菱電機は3月23日、DVDレコーダー「楽レコ」を含むDVD製品8機種を発表した。中心となるDVD+HDDのハイブリッド型レコーダーは4機種をラインアップ。従来モデルの特徴だった1.5秒のクイック録画スタートを継承しつつ、番組追跡録画やスポーツ延長対応などソフトウェア面を大幅に強化している。
製品名 | HDD容量 | 実売予想価格(※1) | 発売日 |
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DVR-HG865 | 400Gバイト | 11万円前後 | 4月11日 |
DVR-HG765 | 250Gバイト | 9万円前後 | 4月11日 |
DVR-HE760 | 250Gバイト | 7万5000円前後 | 4月11日 |
DVR-HE660 | 160Gバイト | 6万円前後 | 4月11日 |
製品名 | 概要 | 実売予想価格(※1) | 発売日 |
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DVR-S310 | DVDレコーダー+VHS | 5万円前後 | 4月21日 |
DVR-T110 | DVDレコーダー | 4万円前後 | 5月21日 |
DJ-VG250 | DVDプレーヤー+VHS | 2万5000円前後 | 3月25日 |
DJ-P250 | DVDプレーヤー | 1万5000円 | 3月25日 |
新しい「楽レコ」の強化ポイントは大きくわけて3つ。追跡録画などを含むEPGの進化、複数のユーザーが録画番組を容易に管理できるライブラリ機能「グッと楽マイセレクション」、そしてDVR-HG865/HG765に搭載された「Dimossiveモジュール」と呼ばれる新しい画像処理回路だ。
EPGの番組表は、従来の2時間3チャンネルにくわえ「5時間5チャンネル」を切り換えて使えるようになった。番組1つあたりの情報量は4文字×1〜2行とかなり減るものの、「ス」(ステレオ)など番組名の頭に付いている外字を省き、読みやすさと一覧性を両立させた。
追跡録画機能は、連続ドラマの最終回など、時間を拡大して放送する番組の録画に便利だ。“毎週録画”を設定した番組を対象として、設定した放送開始時間のプラスマイナス1時間を番組表から自動検索。変更された時間帯に予約を自動修正する。最大延長時間は、毎週録画で設定した放送時間の3倍まで。つまり、普段の放送が1時間のドラマなら、最大3時間まで延長できる。
スポーツ延長対応は、予約番組の前にスポーツ中継などがある場合に、番組情報の中から「最大延長×時×分」といった情報を読み取り、録画終了時刻を自動延長するもの。あらかじめ設定した30分もしくは1時間、録画を延長してくれる。スポーツ中継が録画番組の前に2つあれば、自動的に設定した延長時間を2倍にする。
他社製品と異なるのは、「単に“野球”や“延長”という文字列に反応するのではなく、番組情報に含まれる熟語や文脈をインテリジェントに判断する」(三菱電機、映像情報ストレージ製造部DVD技術グループ専任の畠中恵司工学博士)という点だ。たとえば番組情報の中に“延長保育”といった言葉が含まれていても反応することはないという。これにより、延長の可能性がある番組なら、スポーツに限らず対応可能になった。「スポーツ以外で延長する番組は少ないが、たとえば国会中継の延長にも対応できる」。
番組検索では、「おすすめ番組検索」も利用できる。こちらは、レコーダーが過去の録画履歴を最大64件まで遡って参照&学習し、同じジャンルやキーワードを含む番組をチョイスしてくれるというもの。従来機にもあった機能だが、今回は「家族で使用する場合、ユーザー別にお勧め番組を表示してくれる」点が新しい。
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