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新ドメイン「.eu」実現に向け前進

» 2005年03月24日 08時48分 公開
[IDG Japan]
IDG

 「.eu」の実現を待ち望んでいた向きにとっては朗報だ。これは既に7年半ごしのプロセスとなっている。

 インターネット関連技術の監修組織であるInternet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)はこのほど、「.eu」の新トップレベルドメイン(TLD)をICANNのルートファイルに組み込むよう求めたEuropean Registry of Internet Domain names(EURid)の申請を認めた。EURidが3月22日明らかにした。

 EURidは欧州連合(EU)の執行当局である欧州委員会から、.euドメインの管理団体として選ばれた非営利組織。.euのトップレベルドメイン創設は、欧州の電子商取引推進と欧州のアイデンティティ確立、およびインターネット市場の透明性強化のために重要なステップだと長年にわたり主張していた。

 EURidによれば、企業が自社の商標を「.eu」のドメインで登録できるようになる、いわゆるサンライズ期間は年内に始まる予定。

 ルクセンブルクのドメイン登録業者EuroDNS.comは2月から、「free.eu」といったドメインの事前登録受付を開始しており、これまでに数百件の事前登録申し込みを受け付けたとしている。

 ICANNで定められたドメイン名創設プロセスの一環として、.euのトップレベルドメインを扱うレジストラ契約が5月に解禁され、その後EURidが.euのレジストラ認定を開始、その一覧をWebサイトで公開する。6月には.euドメイン登録ポリシーの草案が公開される。

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