ITmedia NEWS >

“ひんやり”しない浴室タイルが登場

» 2005年03月28日 20時26分 公開
[ITmedia]

 INAXは、独自の断熱構造により、浴室に入ったときの“ひんやり感”を大幅に軽減した浴室用タイル「サーモタイル」を4月に発売する。昨年発売した「サーモフロア」に続く浴室床材の第2弾。4月からシステムバスの主力シリーズに一斉導入する。

photo 使用イメージ

 タイルの基材部の中に微細気泡を多数分散させ、タイル自身の熱伝導率を小さくした。このため、足裏から浴室床に逃げる熱の量(熱流束値)も小さくなり、ひんやり感を大幅に軽減できるという。

photo サーモタイルの構造図(イメージ)

 表面には、床に落ちた水が薄く広がる親水性の高い構造を採用。短時間で浴室床が乾いた状態になる。さらに、素材に使用した銀含有セラミックスは、銀イオンの触媒作用によって水分の中に溶けた酸素を活性酸素に変化させ、細菌の繁殖を抑制する効果があるという。

 サーモタイルは、角平タイプの「ピュアフロア」「フロアブラン」など6シリーズをラインアップ。標準価格は、角平タイプ(300ミリ、200ミリ)で1平方メートルあたり1万2600円などとなっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.