NEXXが3月末から発売するHDD搭載ポータブルAVプレーヤーが「PMP-1200」だ。HDDを搭載したポータブルAVプレーヤーとしてはソニーの「PCVA-HVP20」(レビュー)や、「Windows Mobile software for Portable Media Centers(Windows PMC)」を搭載したクリエイティブメディアの「Creative Zen Portable Media Center 20GB」(レビュー)、アイリバー・ジャパンの「PMP-120」などが発売されているが、製品ジャンルとしてはいまだニッチのままだ。
HDDを搭載したポータブルプレーヤーとしてはiPodシリーズがヒットしているが、iPodはあくまでも音楽プレーヤーであり、動画の再生は考慮されていない。小型HDDの大容量・低価格化が進む中、「その容量をいかすためにも次は動画」と誰もが考えながら、バッテリの持続時間や対応ファイルフォーマット、製品の価格、使い勝手などさまざまな要素がポータブルAVプレーヤーのブレイクを阻んでいた。
PMP-1200はポータブルAVプレーヤーというジャンルの起爆剤となれるのか、動画再生機能にフォーカスしたレビューを通じて探ってみたい。なお、今回のレビューはサンプル機を試用したものであることをお断りしておく。
サイズは123(幅)×21.5(奥行き)×76.8(高さ)ミリ・重さ約246グラム(バッテリ含む)。タッチパネル操作に対応した3.5インチ(解像度320×240ピクセル)の液晶を搭載する。液晶の右側には十字キーと「Tab」「Enter」の操作ボタンが用意されているが、「基本的な操作はペンで行うことを想定している」(同社)とのことだ。
搭載しているHDDは20Gバイト(1.8インチ)で、MPEG-1/2/4(DivX)、XviDの動画ファイルが再生できる。WMVファイルの再生には対応していないが、パッケージにはWMV→XviDの変換ソフトが添付される。そのほかJPEG画像の表示と、音楽ファイル(mp3、wma、aac、ac3、ogg)の再生も行える。
本体の右側面には音量調節とUSBおよびAC電源入力端子。左側面にはヘッドフォン・ライン入力端子のほか、ゴム製カバーの下にはS-Videoとコンポジットのビデオ出力が用意されている。電源のON/OFFは上部のスライドスイッチで行うが、このスイッチはホールド機能も兼ね備えており、電車の中などでうっかり音量が上がってしまって周りから白い目で見られるなんてこともない。
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