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ソニー、40時間再生可能・デザイン一新のHDDウォークマン「NW-HD5」

» 2005年04月06日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングはHDDを搭載したポータブルオーディオプレーヤー「NW-HD5」を発表、4月21日より販売する。価格はオープンだが、実売想定価格は3万5000円前後となる見込み。

photo NW-HD5(ブラック)。カラーはこのほかシルバーとレッドが用意される

 新製品は59.9(幅)×89.3(高さ)×14.5(奥行き ミリ )、135グラム(バッテリー含む)という名刺入れ大のサイズに20GバイトのHDDを搭載しており、最大で約1万3000曲の楽曲を収録することができる(ATRAC3plus/48kbps時)。ATRAC3/ATRAC3plusおよびMP3の再生に対応するほか、添付の音楽管理ソフト「SonicStage」を使用すれば、WAVやWMAの音楽も再生できる。

photo レッド(左)とシルバー。この2モデルはボタンの色がブラックとは異なる

 前面にはLEDバックライト付き液晶(128ピクセル×128ピクセル)が搭載される。同社のHDD搭載オーディオプレーヤーとしてはNW-HD1/2/3がラインナップされているが、液晶の表示可能行数が5行から7行に拡大されたほか、フォントも新しいものが採用されている。液晶はネガ(黒)/ポジ(白)の反転表示が行えるほか、使用スタイルにあわせて縦・横を入れ替えることも可能だ。

 液晶下部には9つの操作ボタンが配置される。このボタンは再生、停止、音量アップ、音量ダウンなどのほか、再生中のどんな状態からでも選曲モードへ移動できるサーチボタンが用意されており、多くの楽曲を収録した状態でもストレスのない選曲を行える。選曲に関する機能としては、曲名(トラック名)をアルファベットで検索することができる「イニシャルサーチ」や、100曲まで登録可能なプレイリスト作成機能を備える。

 電源にはリチウムバッテリーを使用し、「ポータブルHDDオーディオプレーヤーとしては世界最長」(同社)という最大約40時間の連続再生が可能になっている。充電にスタンドやアダプタは必要なく、本体に用意されているACコネクタ、もしくはUSB経由でも充電できる。ACアダプタ使用時には約3時間、USB充電時には約5時間でフル充電となるほか、ACアダプタ使用時には約1時間半で80%までの急速充電も行える。

 このバッテリーは脱着可能な構造となっており、バッテリーのヘタリを感じたときには容易に交換できる。また、スペアバッテリーは単品としても発売されるため、長期旅行用にスペアを携帯するという使い方もできる。

 そのほか、6バンドイコライザのほか、スタジオやライブハウス、アリーナで聞いているような効果を加える「VPTアコースティックエンジン」と、自分好みの高低音をあらかじめ設定できる「デジタルサウンドプリセット」が用意されているほか、HDDを落下などの衝撃から保護する「Gセンサー」や「耐衝撃ダンパー」などを備える。

 転送ソフトには、マイナーバージョンアップした「SonicStage 3.1」が付属する。3.0からの変更点は、「NW-HD5への対応」「CDからのMP3リッピングが可能」の2点。そのほかの特徴や機能は3.0と同様となっている。

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