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ビクター、3CCDに「ジャストフィットグリップ」を搭載したDVカメラ

» 2005年04月12日 18時40分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターはEverio GZ-MC500と同じく3CCDカメラシステムを搭載したDVカメラ「GR-X5」を5月下旬に発売する。価格はオープンで、実売想定価格は16万円前後の見込み。

photo GR-X5

 GX-R5は記憶メディアにDVテープを使用したDVカムコーダーで、有効123万画素(総画素数133万画素)の1/4.5インチCCDを3つ搭載した「3CCDカメラシステム」などはGZ-MC500と同様。光学系もほぼ同じで、F値は1.8〜2.4(静止画撮影時にはF1.9〜F2.4)。動画記録時には10倍(35ミリ換算46.2ミリ〜462ミリ)、静止画記録時には8倍(35ミリ換算43ミリ〜344ミリ)の光学ズームを備える。

 本体サイズは88(幅)×89(高さ)×93(奥行き ミリ)、約590グラム(撮影時)。手をまっすぐ伸ばしたままのスタイルで本体を保持できる「ジャストフィットグリップ」を採用しており、一眼レフのカメラを持つ感覚でホールドできる。

photo 一眼レフのカメラを持つようにちょうど人差し指が録画ボタンにかかる
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 可動域の広い2.5インチのバリアングル液晶を搭載しており、ロー/ハイアングルでも容易に撮影できる。液晶は半透過型液晶「クリアブリッド液晶モニター」で、屋外・屋内のいずれでも被写体をしっかりと認識できる。

 16:9での記録が行なえる「16:9ワイドTVモード」や、暗いシーンで発生してしまうノイズを低減する「3次元DNR高画質回路」、暗い室内や夜景も鮮明に録画きる「ナイトアイ」などの機能も搭載する。

 また、GR-D250などに搭載されているクイックパワーオフ機能も搭載しており、液晶モニタを閉じれば電源オフ、開ければスタンバイ状態に移行するため、電源の切り忘れを防ぎつつ、素早い撮影開始を可能にしている。付属するバッテリーパック「BN-VF707」は「データバッテリー」で、撮影前に残りの撮影時間や充電容量を確認できる。

photo バッテリーはレンズ下部にセットされる

 BN-VF707での撮影時間は最長約55分(液晶モニタバックライトオフ時)だが、オプションで用意されているリチウムイオンバッテリー「BN-VF714」を使用すれば同条件で約1時間55分、長時間ベルトホルダーバッテリーキットの「VU-V856KIT」を使用すれば約8時間までの延長が可能になる。

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